旭市は、千葉県の北東部に位置し、九十九里浜の北部を占める。中心地の十日市場は、農村市場が起源。現在も付近の農産物の集散地であり、周辺市町村を商圏にもつ商業都市となっている。
 産業は農業が主体で、「干潟八万石」の水田地帯を背景に産米が多い。また、落花生やサツマイモ、メロン・トマト・イチゴなどの施設園芸、養豚も盛んである。なお、千葉県の特産物である落花生は、旭市鎌数(かまかず)地区の名主であった金谷総蔵(かなやそうぞう)によって普及されたものである。
 戦時中の航空基地の跡に工業団地を造成し、工場も進出している。また、漁業はシラウオ漁や刺網漁業が盛んである。

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