浦安市は、千葉県の西部、江戸川三角州の尖端に位置し、江戸川をはさんで東京都に隣接する。800年前の塩田開発に始まり、ノリやアサリ漁の本場であった。
 1964(昭和39)年から広大な海面埋め立てが始まり、住宅、レジャーを中心とした都市化が進められた。かつては交通不便地域であったが、1969(昭和44)年に地下鉄東西線が、1988(昭和63)年にはJR京葉線が開通したことにより、利便性が向上した。1971(昭和46)年には漁業権の全面放棄がなされ、『青べか物語』に描かれたかつての浦安の面影は江戸川から境川にかけての一部に残るだけとなった。現在は、埋立地を中心に近代的な住宅団地や倉庫群が立ち並ぶ。また、1983(昭和58)年に舞浜付近に誕生した東京ディズニーリゾートの影響により、一大リゾート地となっている。

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