茂原市は、千葉県中部、九十九里平野の南端に位置する工業都市。付近一帯から産出する天然ガスが豊富で、「天然ガスの茂原」として知られている。
 古くから商業活動が活発な地であり、九十九里浜の塩や海産物と平野部の農産物を交換した農村市場をもととして町が形成されてきた。また、問屋制家内工業によって上総木綿を生産し、江戸に送った。現在は天然ガスによる化学工業や電気機械工業などの近代工業が市内東部を中心に発展している。他の地区は農業地帯で、米作、ネギ・大根などの野菜栽培、トマト・キュウリなどの施設園芸が行われている。
 市内には藻原寺などの旧跡があり、また、江戸時代の儒学者荻生徂徠が青年期を過ごした地として本納に碑が立っている。

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茂原公園のサクラの写真

茂原公園のサクラ (千葉県 茂原市 )

茂原公園は、茂原市のほぼ中央に位置する。開設は昭和の初期で、面積は約16万m2に及ぶ。公園内には、用水池として造られた弁天湖をはじめ、弁天堂、展望広場、遊歩道、美術館・郷土資料館などが配置されている。  また、約2,850本もの桜をはじめ、梅、ツツジ*、もみじ等の四季を通じて楽しめる様々な樹木が公園内に植えられて...