木曽三川(きそさんせん)とは、岐阜県南西部から愛知県北西部と三重県北部の一部にかけて広がる濃尾平野を流れる木曽川、長良川、揖斐川の3つの川の総称である。 太古、木曽三川は上流から土砂を運び、濃尾平野を形成した。栄養のある土地と豊富な水に恵まれた木曽三川下流地域は、農作物が育ちやすく、水運にも便利で多くの人々が生活を...
日本で初めての本格的な国際レーシングコースとして、1962(昭和37)年に誕生した鈴鹿サーキット。F1日本グランプリや鈴鹿8時間耐久ロードレースが開催されるレーシングコースを始め、パーク、ホテル、レストラン、温泉施設などが整備されている。 「鈴鹿サーキットパーク」では、クルマやバイクなど子どもが自分で操縦できるアトラクショ...
近鉄「赤目口駅」からバス10分「赤目滝」下車。日本に数多く存在する四十八滝の一つで、三重県名張市赤目町を流れる滝川の渓谷に存在する一連の滝の総称である。奈良時代には修験道の開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)の修行の場となったとも言われ、古来より山岳信仰の聖地であった。今でも地元では「滝参り」という呼び方が残っている...
宇治山田駅から五ヶ所行きバスで50分。志摩半島の一部で典型的なリアス海岸の湾、南方向は熊野灘に開いている。名前の由来は、湾内に5ヶ所の天然の良港があったことからと言われている。入り江が多く、その形状が楓の葉のように見えることから、かつては「楓江湾(ふうこうわん)」とも呼ばれていた。 五ヶ所湾沿岸部を含む南伊勢町は平地...
JR紀勢本線一身田駅から徒歩約5分。県都・津市の北郊に位置する専修寺(せんじゅじ)は、宗祖親鸞聖人により開山された真宗高田派の本山である。通称、高田本山と呼ばれており、寺院一帯は一身田寺内町(いっしんでん じないちょう)となっている。真宗高田派に属する寺院は、全国に600余寺あり、栃木県真岡市にある本寺専修寺(ほんじせんじ...
JR・近鉄鳥羽駅から徒歩約10分。1955(昭和30)年の開館以来、65年の歴史を持つ老舗の民間水族館。生きものの飼育種類数が約1,200種類と日本一で、日本唯一のジュゴンから不思議な生きものまで飼育展示している。 開館当初は別の場所で営業し、手作りに近い素朴な施設からスタートしたが、女性ガイドによる解説が人気を博した。イルカ類の...
JR・近鉄鳥羽駅より徒歩約5分。1893(明治26)年に御木本幸吉が世界で初めて真珠の養殖に成功した島(相島)である。1939(昭和4)年に見学用設備を整え、内外から多くの人たちを迎え入れようという試みをスタートさせたが、戦時中は軍に接収され、終戦後は荒れ果てた状態にあった。それを幸吉は、再整備を進め、1951(昭和26)年に一般公開...
JR・近鉄「鳥羽駅」よりバスで約40分。海の博物館は、三重県沿岸で失われゆく漁村資料を収集する目的で、1971(昭和46)年に鳥羽市に開館し、1992(平成4)年に現在地である志摩芸術村*の敷地内に新築移転したものである。「海と人」をテーマに、海女道具や船大工道具、網・釣り針などの漁撈用具、漁村の生活用具など海に関する約6万3千点(...
JR紀勢本線「三瀬谷駅」から町営バスで63分、終点「大杉」下車。大杉谷は、三重県多気郡大台町の宮川上流、吉野熊野国立公園内にある渓谷であり、国の天然記念物(天然保護区域)に指定されている。 2016(平成28)年3月にはユネスコの生物圏保護区「大台ヶ原・大峯山」が拡張され、大杉谷もその一部となった。同時にユネスコエコパークの登...
JR紀勢本線滝原駅の北東約1km、国道42号、伊勢から熊野に向かう熊野街道沿いにある。 伊勢神宮(内宮)の別宮は10社あるが、内宮域外の8社のうちの2つ瀧原宮と瀧原竝宮(たきはらのならびのみや)であり、同域内に並んで祀られている。 両宮とも祭神は天照大御神御魂で、古くから皇大神宮(内宮)の遙宮(とおのみや)と称され尊ばれて...
JR・近鉄松阪駅から徒歩で約15分。松坂城を作ったのは、蒲生氏郷(がもううじさと)*である。織田信長、豊臣秀吉に仕え、文武に秀でた才能豊かな武将であった。1584(天正12)年に松ヶ島城主となった氏郷は、城の南約4kmにある小高い丘、四五百森(よいほのもり)に新たな城を築くことになる。1588(天正16)年に入城した氏郷は、秀吉の作っ...
JR・近鉄松阪駅より徒歩約15分。御城番屋敷は、現存する江戸時代の武家長屋の中で、最大規模とも言われる貴重なもの。2004(平成16)年、国の重要文化財に指定された。松坂城の裏門跡と搦手門(竹御門)跡を結ぶ石畳の両側に、美しく整えられた槇垣を巡らした御城番屋敷は、松坂城を警護する「松坂御城番」という役職の武士20人とその家族が...
日本三大和牛のひとつに挙げられる美しい霜降り肉が松阪牛である。1935(昭和10)年、全国規模での肉牛コンテスト・全国肉用畜産博覧会で最高の「名誉賞」を受賞したことがきっかけで全国に認知された。1958(昭和33)年には、松阪地方の出荷業者と東京の食肉業者によって「松阪肉牛協会」が創設、松阪肉流通の基礎を築くとともに、高級肉と...
英虞湾へのアクセス*は近鉄志摩線の発着駅が賢島となっているが、周辺観光地への二次交通の拠点は鵜方駅(志摩市内の各方面に向かう三重交通バスの路線バスの停留所が鵜方駅前にある)。志摩半島南部に位置する一番大きな入海。わが国有数のリアス海岸美を誇り、2016(平成28)年の第42回先進国首脳会議(伊勢志摩サミット)の会場となった賢...
近鉄「上之郷」駅より徒歩3分。伊勢神宮(内宮)の別宮は10社あるが、内宮域外の8社のうちの1つであり、祭神は天照大御神御魂で、垂仁天皇の時代に倭姫命が志摩国を巡行の際、伊佐波登美命(いざわとみのみこと)に創建させたものと伝えられ、磯部九郷を神領とする大きな宮であった。奥伊勢にある瀧原宮とともに、古くから皇大神宮(内宮)の遙...
名古屋駅名鉄バスセンターより直通バスで約50分、近鉄桑名駅から約20分。三重県桑名市に立地するナガシマリゾート*は、長島観光開発株式会社が中心となって運営する総合レジャー施設である。現在、アミューズメント施設として「ナガシマスパーランド」、「湯あみの島」、「なばなの里」、「名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク」...
養老鉄道「多度駅」から徒歩約20分。太古より神体山と仰がれてきた多度山の麓に鎮座する。 社殿の創建は、5世紀後半の雄略天皇の御代と伝えられる。落葉川に架かる橋を渡ると、左に本宮、右に別宮があり、本宮に天津彦根命(あまつひこねのみこと)、別宮にその御子神の天目一箇命(あめのまひとつのみこと)を祀る。天津彦根命は、伊勢神...
桑名駅より徒歩20分。山林王として知られた三重県桑名の実業家・二代諸戸清六の邸宅として1913(大正2)年に完成した。鹿鳴館や旧古河庭園(東京)の洋館も設計したイギリス人建築家ジョサイア・コンドルの設計による4層の塔屋をもつ木造2階建て天然スレート葺きの洋館、さらに和館や蔵、池泉回遊式庭園などから構成されている。 桑名市が...
江戸時代より、伊勢神宮に参拝できない人のため全国各地を巡って大神楽を奉納したり、代理参拝の神札を配る桑名市太夫村を本拠地とする伝統芸能である。1年を掛け全国を巡業しているが、12月24日の「増田神社総舞(そうまい)」では本拠である増田神社での奉納のため旅から全社中が帰還する。総舞では八つの舞(獅子舞)と八つの曲(放下芸)...
全部で43台の祭車(さいしゃ)に鉦や太鼓をつけ、それらを一斉に打ち鳴らす音が人を圧倒する勢いがあることから「日本一やかましい祭り」「天下の奇祭」として知られている。桑名市の春日神社(桑名宗社)を中心に行われる夏の祭で、毎年8月第1日曜日の本楽では春日神社への巡行を行うため、旧東海道などを練り歩くその姿は荒々しく、勇敢さ...
桑名で獲られる「ハマグリ」は、地元では「地(じ)はまぐり」と呼ばれ、伊勢湾の海水と木曽三川から流れ込む栄養豊富な川水が混じり合う豊かな漁場で育まれる内湾性の「ハマグリ」であり、全国でも珍しくなった日本古来の「ハマグリ」種である。特に「焼き蛤(はまぐり)」は十返舎一九の「東海道中膝栗毛」でも紹介されるなど、江戸時代か...
長島観光開発株式会社が運営するナガシマリゾートの一施設で、花と食と緑をテーマとする複合施設である。日本最大級とも言われる約43,000m2の花ひろばをはじめ、約330本のしだれ梅が咲く梅苑、国内では有数の規模を持つお花の温室ベゴニアガーデンがあり、ベゴニアガーデンの中庭にある「バラ園」では多種多様のバラ・花木が見ら...
JR熊野市駅から徒歩5分。七里御浜は、熊野市から紀宝町に至る約22km続く日本で一番長い砂礫海岸であり、熊野吉野国立公園に指定されている。この七里御浜は熊野三山を目指す熊野古道伊勢路の一部にもなっている。 「世界遺産(浜街道)」「日本の渚百選」「21世紀に残したい日本の自然百選」「日本の白砂青松百選」「日本の名松百選」など...
JR熊野市駅から「大又大久保行」バスで約5分。国の名勝および天然記念物「熊野の鬼ケ城 附 獅子巖」(くまののおにがじょう つけたり ししいわ)の一部である。熊野灘の波の浸食によって生じた大小無数の海食洞が、地震による隆起と風化によって並び、熊野灘に面して約1.2km続いている。志摩半島から続くリアス海岸の最南端で、これより南は約...
JR熊野市駅から新宮駅行きバスで約4分。花窟神社(花の窟神社)は、伊弉冊尊(いざなみのみこと)と軻遇突智尊(かぐつちのみこと)を祀る神社である。『日本書紀』巻一*に登場する、伊弉冊尊(いざなみのみこと)を葬った紀伊国熊野の有馬村とはこの花の窟だといわれる。今日に至るまで社殿はなく、熊野灘に面した高さ約45mの巨岩である磐...
JR熊野市駅からバス(熊野古道瀞流荘線 瀞流荘方面)で40分、「千枚田・通り峠入口」にて下車、徒歩30分。丸山千枚田は1,340枚の規模を誇り、日本の棚田百選にも選ばれた日本有数の棚田である。その規模や雄大かつ美しい景観は日本一とも言われている。 400年以上前、1601(慶長6)年には2,240枚の田畑があったという記録が残されている...
JR関西本線関駅より徒歩約5分。三重県亀山市にある関宿(せきじゅく)は、東海道53次、江戸から数えて47番目の宿場町である。宿場町の距離は約1.8km。道路の両脇には江戸時代から明治時代にかけて建てられた町家が今でも奇跡的に200軒ほどが残っている。鈴鹿山脈の東麓に位置し、古代には三関*のひとつである鈴鹿関が置かれていた。 関宿...
木曽三川とは、濃尾平野を流れるわが国有数の大河川・木曽川、長良川、揖斐川の3つの川の総称である。流域の人々はこれらを一筋の川と同様に考え“木曽三川”と呼んで親しんできた。ただ、網状に流れる3つの川は洪水のたびに形を変え、治水の難しさは、輪中や水屋に代表されるこの地域特有の水防共同体を生んだ。輪中とは、洪水に悩まされた地...
伊勢神宮は正式には「神宮」と称し、三重県伊勢市とその周辺に鎮座する125のお社の総称である。その中心は、皇室の祖先である天照大御神をおまつりする皇大神宮(内宮)と、天照大御神の食事をつかさどり、衣食住はじめ産業の守り神である豊受大御神をおまつりする豊受大神宮(外宮)である。二つの正宮には宮域内および宮域外に14の別宮、43...
外宮(豊受大神宮)は、内宮・天照大御神の食事を司る神様(御饌都神)として、1500年ほど前の雄略天皇22年、伊勢の地に招かれた。すべての産業と衣食住の神様、豊受大神宮を祀る正宮を中心に約0.89km2の宮域が展開されている。 外宮とは、かつて離宮のことを「外」といったため、「天照大御神の離宮」を表す意味であり、正宮...
内宮(皇大神宮)は、皇室の祖と仰がれ、国民の大御祖神(おおみおやがみ)として崇敬を集める天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀っており、垂仁天皇26年に鎮座した。三種の神器の一つ八咫鏡は、御霊代として宮廷内に祭られていたが、崇神天皇のとき、宮廷内に祭るのは恐れ多いとされ豊鍬入媛命(とよすきいりひめのみこと)を御杖代(...
内宮の宮域外にある8つの別宮のうちのひとつが月読宮である。月の神様、月読尊と月読尊荒御魂を祀っており、「つきよみさん」とも呼ばれている。 宮域には同じ内宮別宮の、月讀尊の御魂を祭神とする月讀荒御魂宮(つきよみあらみたまのみや)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)を祭神とする伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)、伊弉冉尊(いざなみ...
10宮ある内宮別宮の一つであり、内宮と外宮のほぼ中間、倉田山の一角に祀られている。1923(大正12)年11月5日に創立された伊勢神宮の中で最も新しいお宮である。境内は40,000m2の広大な森に包まれており、瑞垣に囲まれた神明造の本殿がある。祭神は倭姫命(やまとひめのみこと)*である。 倭姫命は、諸国をめぐりながら天照...
神宮の祭典は大きく分けて恒例祭と臨時祭、そして遷宮祭の3つに区別される。恒例祭は毎年定められた日に執行されるもので、特に三節祭(さんせつさい)と呼ばれる神嘗祭と6・12月の月次祭、さらに祈年祭・新嘗祭が重要である。臨時祭は皇室・国家の重大事にあたり、祈願や奉告のため恒例祭に準じて臨時の奉幣を行う祭儀をいう。遷宮以外の祭...
朝熊山のほぼ山頂にあり、弘法大師空海ゆかりの古刹で、伊勢神宮の鬼門を守る寺として有名である。寺伝では6世紀後半、欽明時代、暁台上人によって創建されたという。825(天長2)年空海が登山し、堂塔を興して真言密教の根本道場としたが、1392(明徳3)年に東岳文昱(とうがくぶんりゅう)が真言宗から臨済宗へと改宗し、臨済宗南禅寺派の...
近鉄・JR「伊勢市駅」または近鉄「宇治山田駅」から内宮前行バスで約20分。内宮前のいわゆる門前町である。宇治橋から五十鈴川に沿って続く南北約800mの美しく整備された石畳がおはらい町通りである。切妻造、妻入りの風情ある歴史的な建物が並び、通りの両脇に土産物店や味処などが軒を連ねている。かつては日本全国の庶民のあこがれの地で...
近畿日本鉄道の山田線の駅。伊勢神宮への最寄り駅として1931(昭和6)年に建設され、国の登録有形文化財に指定されている。その前年に開催された「御遷宮奉祝神都博覧会」の会場跡地に開設された。建設当時の面影を、今でも残しており、繊細な装飾とあいまって優美な形態の駅*である。第1回「中部の駅百選」にも選ばれている。
伊勢神宮の内宮と外宮の中間に位置する伊勢市倉田山の丘陵は文教地区となっており、神宮関係の文化施設が集まっている。その代表的な施設が神宮徴古館、神宮農業館、式年遷宮記念神宮美術館であり、その他に神宮文庫*、そして最も新しい内宮別宮である倭姫宮がある。 神宮徴古館は1909(明治42)年に創設された日本で最初の私立博物館で...
JR伊賀上野駅または近鉄伊賀上野駅から伊賀鉄道上野市駅下車、徒歩8分。上野市駅の北側、市街を見下ろす高台にある。日本100名城の一つに選ばれている。1585(天正13)年、筒井(つつい)氏が、天正伊賀の乱で焼かれた平楽寺跡(へいらくじあと)に築城した。1608(慶長13)年、藤堂高虎(とうどうたかとら)*が大改修したが、1612(慶長17...
伊賀市上野東町の「菅原神社」で行なわれる秋祭りで約400年の歴史をもつ。神輿行列に続き、4町にて構成される百数十人の鬼行列*と9町が持つだんじり(楼車)9基が繰り出し、伊賀上野の城下町を巡行する。祭りの日程は、10月25日までの直近の日曜日に「神幸祭」、前日と前々日を含め3日間開催される。 上野天神祭は国の重要無形民俗文化財...
伊賀鉄道「上野市駅」から徒歩で約7分。1964(昭和39)年、上野市(現伊賀市)高山にあった民家を移築し、忍術研究家である奥瀬平七郎が忍者屋敷として開設したのが始まりである。1998(平成10)年には、施設を増築し、現在の名称である伊賀流忍者博物館に名称を変更した。2008(平成20)年には博物館法に基づく登録博物館として三重県が認定...
JR二見浦駅より徒歩約15分。海辺より賓日館などがある旅館街、松並木を抜けた先が立石崎である。主祭神は猿田彦大神、相殿が宇迦乃御魂大神。眼前の夫婦岩の沖合700mには、二見浦*に入られた天照大神を猿田彦大神が出迎えたとさえる「興玉霊石」が鎮まっている。「興玉神石」を拝するための神聖な鳥居として夫婦岩に注連縄を張り遙拝所とし...
近鉄山田線「斎宮駅」から徒歩約5分。三重県多気郡明和町にある遺跡。斎宮とは、天皇に代わり伊勢神宮に奉仕するために派遣された皇族の女性斎王*が住む御殿と運営のために置かれた斎宮寮という役所があった場所。斎王は天皇の代替わり毎に交替し、飛鳥時代から南北朝時代まで660年間続いたとされる。斎宮跡は都と伊勢神宮を結ぶ古代伊勢道...
近鉄四日市駅またはJR四日市駅よりバスで約1時間。伊勢平野を見下ろす鈴鹿山系ノ中央に位置する入道ガ岳の山裾にある。2,000社に及ぶ猿田彦大神(さるたひこのおおみかみ)*を祀る神社の総本宮と言われ、式内社、伊勢国一ノ宮、現在は神社本庁の別表神社となっている。三重県内では伊勢神宮、二見興玉神社に次いで3番目に参拝者数の多い神社...
JR・近鉄「伊勢市駅」、近鉄「宇治山田駅」から徒歩約15分。伊勢の河崎は、伊勢市の中心を流れる勢田川の両側に広がる町で、水運を生かした問屋街として知られ、特に江戸時代からは伊勢神宮の参宮客への物資を供給する「伊勢の台所」として栄えた。当時は蔵や町家が川の両岸に建ち並び、直接船から物資を蔵に入れることができるようになって...
JR紀勢本線、近鉄名古屋線、伊勢鉄道の津駅西口からバスで5分。1953(昭和28)年に開館した「三重県立博物館」を前身として、2014(平成26)年に新築・移転したのが「三重県総合博物館」である。愛称は一般公募で「MieMu」(みえむ)が選ばれ、イメージカラーはオレンジとなっている。 施設は、交流創造エリア、展示エリア、ミュージアム...
「式年遷宮記念 せんぐう館」は2013(平成25)年の第62回式年遷宮を記念して、その前年、外宮に隣接して創設された伊勢神宮の博物館である。館内には式年遷宮や伊勢神宮の年間のお祭りの概要、外宮正殿の側面部分を再現した原寸模型、渡御御列(とぎょぎょれつ)の模型、御装束神宝の調製工程品などが展示されている。
伊勢神宮の門前町・おはらい町通りに本店を構える老舗和菓子屋・赤福の餅菓子である。1707(宝永4)年の創業以来、300年以上にわたって伊勢神宮の名物として続いている。本店は1877(明治10)年に建てられたもので切妻造・妻入りとなっている。 あんにつけた三筋は五十鈴川のせせらぎをイメージしたものと言われており、店内で味わう赤福...
愛知県・岐阜県・三重県にまたがる「中京工業地帯」の一角に位置する「四日市コンビナート」。四日市市は昭和30年代に旧日本海軍燃料基地跡に日本で初めて形成された大規模石油化学コンビナートを擁し、産業の街として日本経済を牽引してきた。発展の過程で大気汚染や水質汚染等の公害問題も発生したが、現在では市民・事業者・行政等の努力...
外宮から神路通り(かみじどおり)を北へ約300m、4つの外宮別宮では唯一宮域外にある月夜見宮。天照大御神の弟神、月夜見尊(つきよみのみこと)と月夜見尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)を祀っている。 内宮別宮の月読宮の祭神と同じであるが、月読宮は月読尊と荒御魂をそれぞれ別の社殿に祀っているが、月夜見宮は、月夜見尊と...
JR・近鉄「伊勢市駅」から三重交通バスに乗り「猿田彦神社前」下車。祭神の猿田彦大神は、ものごとの最初に出現し、万事最も良い方へ“おみちびき”になる大神で、古事記・日本書紀などに「国初のみぎり天孫をこの国土に御啓行(みちひらき)になられた」と伝えられている。 天孫降臨を啓行(みちひらき)した猿田彦大神は、高千穂に瓊瓊杵...
近鉄鵜方駅下車直通バスで約13分。スペインをテーマにしたテーマパーク「パルケエスパーニャ」、ホテル志摩スペイン村、伊勢志摩温泉「ひまわりの湯」から構成された志摩市にある複合リゾート施設。「こころの再発見」を基本理念に1994(平成6)年にオープンした。スペインの街並みや、バラエティあふれるアトラクション、陽気なエンターテイ...
JR尾鷲駅からバスで約20分。2004(平成16)年7月、三つの霊場とそれらを結ぶ参詣道*が「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された。道(巡礼の道*)の世界遺産は世界でも珍しく、この地では、自然崇拝に根ざした神道、中国から伝来し日本で独自の展開を見せた仏教、その両者が結びついた修験道など信仰の多様な形態が育まれてき...