五ヶ所湾ごかしょわん

宇治山田駅から五ヶ所行きバスで50分。志摩半島の一部で典型的なリアス海岸の湾、南方向は熊野灘に開いている。名前の由来は、湾内に5ヶ所の天然の良港があったことからと言われている。入り江が多く、その形状が楓の葉のように見えることから、かつては「楓江湾(ふうこうわん)」とも呼ばれていた。
 五ヶ所湾沿岸部を含む南伊勢町は平地がきわめて少ない。湾内には葛島や七日島をはじめ、いくつかの島や岩礁が見られるが、いずれも無人島であり、沿岸部は伊勢志摩国立公園に指定されている。沖合も黒潮と冷水塊との混合海域が形成されるなど好漁場となっている。湾内は天然礁漁場であり、真珠・ノリ・ハマチ・タイなどの養殖も盛んである。
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みどころ

五ケ所湾は広大な面積を誇るためどこから眺めるのが良いか、眺望スポットが分かりづらい面があるものの、五ヶ所集落の浅間山は標高178mと山頂からの景色が優れている。また、山頂には白い鳥居があり、五ヶ所湾側からも眺められる。馬山山頂からも五ヶ所湾を一望することができる。