丸山千枚田
JR熊野市駅からバス(熊野古道瀞流荘線 瀞流荘方面)で40分、「千枚田・通り峠入口」にて下車、徒歩30分。丸山千枚田は1,340枚の規模を誇り、日本の棚田百選にも選ばれた日本有数の棚田である。その規模や雄大かつ美しい景観は日本一とも言われている。
400年以上前、1601(慶長6)年には2,240枚の田畑があったという記録が残されているが、昭和40年代半ばから始まった稲作転換対策による杉の植林や昭和50年代以降の過疎・高齢化による耕作放棄地の増加、さらには1978(昭和53)年の近隣の鉱山の閉山や減反政策などによって、1992(平成4)年には後継者不足もあって530枚にまで減少してしまっていた。
その後、旧紀和町長の尽力によって棚田復興の取り組みが行われ、1995(平成5)年「丸山千枚田保存会」の結成、1994(平成6)年「丸山千枚田条例」の制定、そして地元住民らの協力によって復田作業が行われ、現在は1,340枚の棚田が維持保存されている。
400年以上前、1601(慶長6)年には2,240枚の田畑があったという記録が残されているが、昭和40年代半ばから始まった稲作転換対策による杉の植林や昭和50年代以降の過疎・高齢化による耕作放棄地の増加、さらには1978(昭和53)年の近隣の鉱山の閉山や減反政策などによって、1992(平成4)年には後継者不足もあって530枚にまで減少してしまっていた。
その後、旧紀和町長の尽力によって棚田復興の取り組みが行われ、1995(平成5)年「丸山千枚田保存会」の結成、1994(平成6)年「丸山千枚田条例」の制定、そして地元住民らの協力によって復田作業が行われ、現在は1,340枚の棚田が維持保存されている。
みどころ
棚田の復興、維持管理には当然ながら多額な経費が掛かる。そのため、1996(平成8)年から「丸山千枚田オーナー制度」が実施されており、(一財)熊野市ふるさと振興公社が管理している約46,000m2のうち、約16,000m2をオーナー田として活用、毎年100組を超えるオーナーが登録している。年間を通して稲作体験が行われ、都市住民との交流や棚田保全活動などが行われている。「棚田オーナー制度」は年会費30,000円で1年更新となっている。
なお、オーナーの条件は、「丸山千枚田を愛し保全活動に理解があり、地域住民をはじめとした地域の人々とのふれあいを大切にできる者」である。またオーナー特典*も用意されている。
こうした取り組みは、資源の保存と活用のバランスに配慮し、独自の制度を構築した素晴らしい事例と言える。また、近年では、丸山千枚田の雲海の動画が人気を博している。
なお、オーナーの条件は、「丸山千枚田を愛し保全活動に理解があり、地域住民をはじめとした地域の人々とのふれあいを大切にできる者」である。またオーナー特典*も用意されている。
こうした取り組みは、資源の保存と活用のバランスに配慮し、独自の制度を構築した素晴らしい事例と言える。また、近年では、丸山千枚田の雲海の動画が人気を博している。
補足情報
*オーナー特典:(1)体験できる農作業やイベント(畦塗り体験・田植えの集い・案山子づくり教室・稲刈りの集い・収穫祭・畦そり体験)(2)千枚田の新米10kgと地域の特産品(3)温泉入浴の無料回数券(4)機関誌「めはり」の配布(5)ふるさと公社特産品購入の際の割引
作業に参加できなくとも、保存会が管理するので、オーナーになることができる。
作業に参加できなくとも、保存会が管理するので、オーナーになることができる。
関連リンク | 丸山千枚田(WEBサイト) |
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参考文献 |
丸山千枚田(WEBサイト) 観光三重(公益社団法人三重県観光連盟)(WEBサイト) 熊野市観光公社(WEBサイト) 熊野市丸山千枚田条例(PDF) |
2024年08月現在
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