専修寺
JR紀勢本線一身田駅から徒歩約5分。県都・津市の北郊に位置する専修寺(せんじゅじ)は、宗祖親鸞聖人により開山された真宗高田派の本山である。通称、高田本山と呼ばれており、寺院一帯は一身田寺内町(いっしんでん じないちょう)となっている。真宗高田派に属する寺院は、全国に600余寺あり、栃木県真岡市にある本寺専修寺(ほんじせんじゅじ)とともに親鸞聖人が宗祖となっている。本尊は阿弥陀如来立像である。
境内には数多くの伽藍(がらん)が建ちならび、中でも御影堂(みえいどう)*、如来堂(にょらいどう)は2017(平成29)年、国より三重県初の建造物の国宝指定を受けた。加えて、御影堂正面の山門、如来堂正面の唐門、太鼓門など11棟の国指定重要文化財を有している。
専修寺は現存している親鸞聖人の真筆文書の4割強を収蔵している。
境内には数多くの伽藍(がらん)が建ちならび、中でも御影堂(みえいどう)*、如来堂(にょらいどう)は2017(平成29)年、国より三重県初の建造物の国宝指定を受けた。加えて、御影堂正面の山門、如来堂正面の唐門、太鼓門など11棟の国指定重要文化財を有している。
専修寺は現存している親鸞聖人の真筆文書の4割強を収蔵している。
みどころ
2023(令和5)年に、専修寺境内にオープンした宝物館「燈炬殿」では、親鸞聖人の教えにであう場所として、最新技術のVR映像や貴重な法宝物の展示を体験できる。また、境内にある茶所には寺カフェ「蓮心庵」が併設されており、文化財のなかで甘味を楽しめる。
高田本山専修寺を中心として、大きなお寺や古い町並みが残る環濠に囲まれた町が「一身田寺内町」(いっしんでん じないちょう)である。「寺内町」とは、15世紀の終わり頃から16世紀の中頃にかけて、浄土真宗の寺院を中心としてつくられた自治都市のことで、その多くは周囲に濠などが巡らされている。ここ一身田寺内町は専修寺を中心として発展し、少しずつ町の形態を変化させてきたが、現在もほぼ完全な形で「環濠が残されているまち」として橿原市今井町などとともに全国的にも珍しいと言われている。
こうした寺内町の歴史と文化を語り継いでいくコミュニティ施設として、2002(平成14)年に整備されたのが「一身田寺内町の館」である。ここを拠点として「一身田寺内町ほっとガイド会」が創設され、ボランティアガイド約30名が活躍している。
高田本山専修寺を中心として、大きなお寺や古い町並みが残る環濠に囲まれた町が「一身田寺内町」(いっしんでん じないちょう)である。「寺内町」とは、15世紀の終わり頃から16世紀の中頃にかけて、浄土真宗の寺院を中心としてつくられた自治都市のことで、その多くは周囲に濠などが巡らされている。ここ一身田寺内町は専修寺を中心として発展し、少しずつ町の形態を変化させてきたが、現在もほぼ完全な形で「環濠が残されているまち」として橿原市今井町などとともに全国的にも珍しいと言われている。
こうした寺内町の歴史と文化を語り継いでいくコミュニティ施設として、2002(平成14)年に整備されたのが「一身田寺内町の館」である。ここを拠点として「一身田寺内町ほっとガイド会」が創設され、ボランティアガイド約30名が活躍している。
補足情報
*御影堂:間口42.72m、奥行33.50m、一重、入母屋造の大建築で、1666(寛文6)年に津藩の藤堂家の寄進によって再建されたもの。隣接する本堂(如来堂)は、1748(寛延元)年の建築である。
関連リンク | 真宗高田派本山専修寺(WEBサイト) |
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参考文献 |
真宗高田派本山専修寺(WEBサイト) 一身田 寺内町の館(WEBサイト) |
2024年08月現在
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