桑名石取祭くわないしどりまつり

全部で43台の祭車(さいしゃ)に鉦や太鼓をつけ、それらを一斉に打ち鳴らす音が人を圧倒する勢いがあることから「日本一やかましい祭り」「天下の奇祭」として知られている。桑名市の春日神社(桑名宗社)を中心に行われる夏の祭で、毎年8月第1日曜日の本楽では春日神社への巡行を行うため、旧東海道などを練り歩くその姿は荒々しく、勇敢さを感じると言われる。
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みどころ

2007(平成19)年、国の重要無形民俗文化財に指定され、2016(平成28)年、「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録された。全国で18府県33件の祭りが登録されたが、三重県内で開催されるのは桑名市の「桑名石取祭の祭車行事」、四日市市の「鳥出神社の鯨船行事」、伊賀市の「上野天神祭のダンジリ行事」となっている。