四日市の工場夜景よっかいちのこうじょうやけい

愛知県・岐阜県・三重県にまたがる「中京工業地帯」の一角に位置する「四日市コンビナート」。四日市市は昭和30年代に旧日本海軍燃料基地跡に日本で初めて形成された大規模石油化学コンビナートを擁し、産業の街として日本経済を牽引してきた。発展の過程で大気汚染や水質汚染等の公害問題も発生したが、現在では市民・事業者・行政等の努力によって大きく改善されて良好な環境を取り戻した。今では北海道室蘭市・神奈川県川崎市・福岡県北九州市を中心とする全国工場夜景都市とともに、工場夜景を観光資源と捉えPR を実施している。工場観賞愛好家からは全国の工場夜景都市の中でも四日市は憧れの「工場夜景の聖地」と考えられており、一度は訪れてみたい工場夜景都市と言われている。
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みどころ

一番の夜景スポットは、四日市港ポートビル「うみてらす14」で、コンビナートのプラント群を上空から見下ろすことができるスポットであり、2015(平成27)年には、「日本夜景遺産(施設型夜景遺産)」に認定された。二番目は、ガイドが案内する四日市コンビナート夜景クルーズである。水面に反射する煌びやかな光を海上から見ることができる。三番目は、数多くの陸上の夜景スポットがある四日市の中でも、光量が多い鈴鹿川河口付近の昭和四日市石油の夜景。鈴鹿川河口に水面反射する夜景は非常に煌びやか。四日市工場夜景は陸上・海上・上空と様々な角度から眺められることから「3D 夜景」と称されている。