三重県総合博物館みえけんそうごうはくぶつかん

JR紀勢本線、近鉄名古屋線、伊勢鉄道の津駅西口からバスで5分。1953(昭和28)年に開館した「三重県立博物館」を前身として、2014(平成26)年に新築・移転したのが「三重県総合博物館」である。愛称は一般公募で「MieMu」(みえむ)が選ばれ、イメージカラーはオレンジとなっている。
 施設は、交流創造エリア、展示エリア、ミュージアムフィールドから構成され、建物内部だけでなく、外部空間も活用したものとなっている。
 様々な取り組みが評価され、博物館では全国初の(財)建築環境・省エネルギー機構(IBEC)の認証機関により、「建築物総合環境性能評価認証制度(CASBEE)」において、最高のSランクを取得した。
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みどころ

総合博物館としての展示機能は、基本展示と企画展示に分けられ、前者では三重の自然と歴史・文化が凝縮された展示が行われている。「三重の多様で豊かな自然」、「三重をめぐる人・モノ・文化の交流史」、「自然とともに生きる」の大きく3つのコーナーで構成されている。後者は、いわゆる企画展で三重県の自然、歴史、文化をテーマに各種展示が期間限定で開催されている。
 本施設の特徴は、「ともに考え、活動し、成長する博物館」という活動理念である。「三重県総合博物館 ミュージアムパートナー」では、会員によるイベント開催やグループ活動など、博物館を活用した活発な行事が毎月行われている。なお、本施設は「公文書館法」に基づく施設となっており、三重県の公文書館機能を有している。