佐賀県は、九州の北西部に位置し、面積約2,400km2で、東は福岡県、西は長崎県に接し、北は玄界灘、南は有明海に面している。10市10町から構成され、県庁所在地は佐賀市である。県名の由来は、「日本武尊が御巡幸の時、樟の栄え繁る有様を見られ、この国は『栄の国』と呼ぶがよかろう、とおっしゃった。その後『栄の郡』といい、改めて佐嘉郡と呼ぶようになった」と肥前風土記にある。
 県の北西部はリアス式海岸と砂浜の玄界灘、南東部は干潟と干拓地の有明海という、海岸の様子が全く異なる2つの海に接している。有明海沿岸から筑後川沿いには佐賀平野が広がり、玄界灘から佐賀平野西部までは杵島丘陵などの丘陵地帯である。北東部に脊振山地、南西部に多良岳山系あり丘陵地帯を挟んでいる。県中央部に連なる天山山系を境として、北部は日本海型気候、南部は内陸型気候に大きく分けられる。年間平均気温は16℃前後の地域が多く、全般的に穏やかである。
 県内には、希少生物の生息する有明海をはじめ、虹ノ松原、鏡山、七ツ釜などの景勝地のほか、吉野ケ里遺跡、嬉野温泉に加えて、「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」や「鹿島ガタリンピック」など個性的なイベントも存在する。

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