佐賀インターナショナルバルーンフェスタさがいんたーなしょなるばるーんふぇすた

毎年、10月下旬から11月上旬の5日間、世界各国から100機を超えるバルーンが参加する、アジア最大級の国際熱気球大会。佐賀市嘉瀬川河川敷が会場。動物などのキャラクターが巨大バルーンになって勢揃いする「バルーンファンタジア」や、夜の闇の中、バーナーで照らし出される「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン」など、見どころも多数。
 1978(昭和53)年、福岡県甘木市で開かれた「バルーンフェスタ・イン九州」という小さなバルーンミーティングがその始まりで、1980(昭和55)年からは会場を佐賀平野に移し、佐賀の熱気球大会がスタート。1984(昭和59)年からはアジアで初めて国際大会を開催。大会名称を「佐賀インターナショナル・バルーンフェスタ」と改め、現在に至っている。毎年、多くの観客を集めている(2018(平成30)年はおよそ80万人)。
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みどころ

期間中は早朝と夕方近く(2018(平成30)年は7時〜、15時〜)にバルーン競技*が行われ、佐賀市の上空を舞う多くのバルーンを見ることができる。ぜひ見て欲しいのが離陸シーン。巨大かつ複数のバルーンが離陸するさまは感動的であり、ぜひ会場となる嘉瀬川河川敷で見学したい。しかし、周辺は大変混雑するので時間に余裕を持って訪れたい。特に車だと臨時駐車場が終日満車ということも少なくないので、公共機関の利用がおすすめ。
 競技とともにぜひ見たいのが、「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン(夜間係留)」。バンドの生演奏に合わせ、バーナーの炎に照らされたバルーンがライトアップする様は一見の価値がある。家族連れなら「キッズデー」へ。本物のバルーンに触れたり、普段は入れないバルーンの中に入ったりと、バルーンについて学べる人気のイベントで楽しい。
 バルーンフェスタは期間限定だが、佐賀市内にある「佐賀バルーンミュージアム」は常設でバルーンを体験し、知ることができる施設。280インチ、4Kによる過去の大会映像を見られるほか、バルーンの操縦を疑似体験できるフライトシミュレーターなどもあり、本イベントと合わせて巡ると理解が深まり、より楽しさが増す。
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補足情報

*バルーン競技:約20種類の種目があり、その種目それぞれを「タスク」と呼ぶ。マーカーと呼ばれる砂袋をバルーンの上からゴールに向かって投下し、その正確さを競うものがタスクの基本。