見帰りの滝のアジサイみかえりたきのあじさい

相知町の北方、伊岐佐の山間にある落差約100mの滝で、アジサイと紅葉期の景観は絶景となる。標高887mの作礼山に源を発する伊岐佐川にあり、昔から川魚も多く生息し、アユ釣りができる。滝と下流の周辺に約50種・4万株のアジサイが植えられており、1988(昭和63)年以降、毎年6月に「見帰りの滝アジサイ祭り」が催される。
 滝のすぐ側に駐車場やトイレが、岩場の多い滝壺には遊歩道や吊り橋が整備されている。
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みどころ

見帰りの滝がある伊岐佐川の渓谷の中に遊歩道が整備されており、散策しながらアジサイを眺められる。青や赤、紫、白など、色とりどりのアジサイが非常にきれいで、滝の周りにもアジサイが広がっていて、写真好きにはたまらないスポット。渓谷の下方から滝を上方へ仰ぐように、または、吊り橋の上から、が絶好の眺望ポイント。
 一人の住民の活動から植栽が始まり、各家庭での「一株運動」へ。また、今も住民やボランティアグループが主体となってアジサイを育てているというエピソードも心温まるものがあり、景観に彩りを添えていると感じる。
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補足情報

*2月中旬から3月中旬にかけて、見帰りの滝のふもと蛍橋周辺で河津桜が見られる。