清水の滝きよみずのたき

小城駅の北東約4km、嘉瀬川に流れ込む祇園川の支流、清水川の上流部にあり、別名「珠簾の滝」とも呼ばれる。うっそうと茂る木々の間に露出した茶色の岩壁から落下する。幅13m、落差75m。古くから信仰と結びついた滝で、滝水にうたれると病が平癒するといわれ、滝請に多くの参拝客が訪れる。
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みどころ

落差75mの滝は、崖をほぼ垂直に落ちてくる感じで豪快だ。肥前藩主・6代鍋島宗教との関わりがあるとされ、宗教が大病を患った際、病気平癒を祈願して滝にうたれ凍死した藩士倉永清雄をたたえたもので、歴史的な逸話があることも、景観に価値を与えている。
 古くから、観世音菩薩信仰で有名な滝で、滝への降り口にある清水観音宝寺院は滝請行の霊場。参拝客をもてなすのが、伝統の鯉料理。全国名水百選にも選ばれた清水川の清流にさらされた鯉を使った鯉のあらいや鯉こくなどは臭みがまったくなく、美味しい。周辺は宿場町や温泉街のような風情で、料理屋が軒を連ね、散策も楽しい。
関連リンク 小城市(WEBサイト)
参考文献 小城市(WEBサイト)
あそぼーさが(一般社団法人佐賀県観光連盟)(WEBサイト)

2020年04月現在

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