多久市は、佐賀県のほぼ中央部に位置し、北部の天山山地をはじめ四方を山に囲まれた盆地上に発達し、佐賀と唐津・伊万里方面の中継地として重要な位置にある。かつては炭坑の町としても賑わいを見せた。
 孔子を祀る国の重要文化財『多久聖廟』があり、孔子の里とも呼ばれている。多久聖廟近辺では、春は梅にはじまり、桜、ツツジ、夏は二千年ハス、秋には紅葉が楽しめる。

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多久聖廟の写真

多久聖廟 (佐賀県 多久市 )

JR多久駅の南4kmにある孔子廟。1699(元禄12)年、多久家4代茂文が東原庠舎を建てて孔子と四哲(四配)の像を祭り、1708(宝永5)年の完成を待って聖廟にこれらの像を移した。廟は朱塗で屋根は入母屋造、正面に唐破風の向拝をつけている。内外に動植物の彫刻を施した壮麗な建物で、中国様式を取り入れた日本建築である。