小城市は、佐賀県のほぼ中央にあり、佐賀平野の西端、佐賀市に隣接している。北部に天山山系がそびえ、中央部は肥沃な佐賀平野が開けている。南部には農業用排水路のクリーク地帯が縦横に広がり、日本一の干潟・ 有明海に面している。
 北部の小城町は、鎌倉・室町時代に千葉城を中心とした中世都市、江戸時代には小城鍋島藩の城下町として繁栄した。
 小城公園の桜、清水川の清流、江里山の彼岸花と棚田、祇園川に乱舞する源氏ボタルのほか、豊臣秀吉が腰掛けたと伝わる石がある須賀神社、五百羅漢が佇む祥光山星巌寺跡などの観光資源がある。

観光資源一覧

清水の滝の写真

清水の滝 (佐賀県 小城市 )

小城駅の北東約4km、嘉瀬川に流れ込む祇園川の支流、清水川の上流部にあり、別名「珠簾の滝」とも呼ばれる。うっそうと茂る木々の間に露出した茶色の岩壁から落下する。幅13m、落差75m。古くから信仰と結びついた滝で、滝水にうたれると病が平癒するといわれ、滝請に多くの参拝客が訪れる。

小城公園のサクラの写真

写真提供:小城市役所

小城公園のサクラ (佐賀県 小城市 )

小城駅の北300mにある。小城藩初代藩主・鍋島元茂と2代・直能が造った名庭園・自楽園と蛍川を公園に整備した。3月下旬には約3,000本の桜が、5月上旬には約2,500本のツツジ・藤が咲き誇り花見客の目を楽しませる。  小城公園自体は1875(明治8)年、佐賀県で最初の公園に指定された。園内には、小城藩主別邸跡や、7代藩主・直愈が建立した小...