台東区
印刷する観光資源一覧
上野恩賜公園のサクラ (東京都 台東区 )
JR上野駅と鴬谷(うぐいすだに)駅の西側に広がる高台の一帯が上野恩賜公園である。上野恩賜公園は、1873(明治6)年の太政官布達によって、芝、浅草、深川、飛鳥山と共に、日本で初めて公園に指定された。ここは、江戸時代、東叡山寛永寺の境内地で、明治維新の際、彰義隊と官軍の戦いで兵火にかかり、そのほとんどを焼失した。明治維新後官...

写真提供:浅草寺
浅草寺 (東京都 台東区 )
隅田川の西岸、東武線・東京メトロ・都営地下鉄の浅草駅近くにあり、浅草の観音様で知られる都内最古の寺。同寺の縁起によると628(推古天皇36)年に聖観世音菩薩像*1を祀った小堂を建てたのが始まりと伝られ、その後小堂は荒廃したが、645(大化元)年に勝海上人がこの堂を再建したことから、同寺の開基は勝海としている。 鎌倉時代には...
寛永寺 (東京都 台東区 )
上野恩賜公園(通称・上野公園)の北端、東京芸術大学の裏にある。天台宗の関東総本山で、江戸時代は118万8,000m2の広大な寺域と、5代将軍綱吉の建立による根本中堂を中心に、子院36坊をもつ大寺であった。 1625(寛永2)年に天海*1が徳川幕府の安泰と万民の平安を祈願するため、江戸城の鬼門(東北)にあたる上野の台地に創...

写真提供:上野東照宮
上野東照宮 (東京都 台東区 )
JR上野駅から300mほど、不忍池と上野動物園にはさまれた小高いところにある。藤堂高虎*1から拝領した忍ヶ岡(上野)にあった屋敷地に、天海*僧正が東叡山寛永寺を開山した。境内に建立された多くの伽藍のひとつとして、1627(寛永4)年に創建されたのが、東照社である。1646(正保3)年に後光明天皇から宮号を賜わり、以後上野東照宮と称す...
かっぱ橋道具街 (東京都 台東区 )
東京メトロ田原町下車、浅草通りの菊屋橋交差点から言問通りにいたる約850mがかっぱ橋道具街である。大正時代の初めころ(1912年前後)に道具商・古物商が出始めた、100年以上の歴史を誇る商店街である。合羽橋の名の由来には諸説ある*。飲食店で使う和洋中の食器や漆器、和洋菓子機器、厨房設備器具、食料原材料、包装用品、食品サンプル...
秋葉原 (東京都 台東区 )
JR3線と東京メトロ日比谷線が乗り入れ、つくばエクスプレスの発着駅でもある秋葉原駅。JRの電気街北口と電気街南口を出るとすぐ、中央通りを中心に秋葉原電気街は広がっている。 江戸時代は下級武士の居住地域で、「火事と喧嘩は江戸の華」といわれたように、火災に悩まされた。意外にも地名はそんな火災に由来している。1869(明治2)年...

アメ横商店街 (東京都 台東区 )
JR上野駅近くから御徒町駅までの高架下、およびその西側の約500mに400店舗あまりが軒を連ねる商店街をいう。正式名はアメ屋横丁問屋街だが、”アメ横“*の名で親しまれている。第二次世界大戦直後、統制物資が底をつく中、都内では新宿、池袋、有楽町など各地で闇市ができた。多くの闇市が的屋*の仕切りであった中、1946(昭和21)年、強制...
旧東京音楽学校奏楽堂 (東京都 台東区 )
JR上野駅・京成上野駅から近い上野公園内にある音楽ホール兼音楽資料館。1890(明治23)年に東京音楽学校(現在の東京藝術大学音楽学部)の校舎として建てられ、2階には日本初の西洋式音楽ホール「奏楽堂」を備える。 国の重要文化財に指定された学校建築であり、現在は「生きた文化財」として建物が公開されているほか、演奏会や音楽資料...

写真提供:浅草神社
三社祭 (東京都 台東区 )
山王祭、神田祭や深川八幡祭などと並ぶ江戸の大祭で、浅草神社*1の例祭である。毎年5月の第3土曜日を中心として、3日間行われる。金曜日の初日は、お囃子屋台や鳶頭木遣り、芸子連の手古舞・組踊などが練り歩く、祭の名物「大行列」があり、古式豊かな神事「びんざさら舞」*2も奉納される。2日目の土曜日は、神事として「例大祭式典」が行...
酉の市(浅草鷲神社) (東京都 台東区 )
毎年、11月の酉の日に各地の鷲(おおとり)、あるいは大鳥神社で行われる祭礼。鷲神社あるいは大鳥神社は日本武尊を祀り、武家には武運長久の神として、庶民には開運、商売繁盛の神として信仰されてきた。大阪府堺市の大鳥神社が本社とされるが、関東各地の鷲神社、大鳥神社との関係は定かではない。また、酉の市には由来についても諸説*が...

写真提供:上野動物園
上野動物園 (東京都 台東区 )
JR及び京成電鉄上野駅から徒歩5分、上野公園の西端にあって、総面積約14万m2の敷地をもつ大規模な動物園である。日本の動物園の中でもっとも歴史が古く、1882(明治15)年に博物館の付属動物園として開園。1924(大正13)年に上野公園とともに東京市に下賜された。江戸時代から動物を人々に観覧させることは盛んであった。上野動...

写真提供:東京国立博物館
東京国立博物館 (東京都 台東区 )
JR上野駅から徒歩10分、上野恩賜公園の寛永寺輪王寺宮本坊跡にある。日本及び東洋諸地域における美術・工芸・考古遺物を収蔵、展示している。 広い敷地には本館(日本の美術・博物展示)、東洋館(アジアの美術・博物展示)、平成館(考古遺跡展示と特別展の開催)、法隆寺宝物館(法隆寺が献納した宝物の展示)、表慶館(特別展の開催)...

写真提供:©国立西洋美術館
国立西洋美術館 (東京都 台東区 )
JR上野駅公園口から徒歩1分に位置する、西洋美術全般を対象とする美術館である。フランス政府から日本政府に寄贈返還された松方コレクションを展示するために1959(昭和34)年に開館した。松方コレクション*とは松方幸次郎が第一次世界大戦中から欧州で蒐集した美術品のことであり、そのうちパリに残されたコレクションの一部は、第二次世界...

写真提供:国立科学博物館
国立科学博物館 (東京都 台東区 )
1877(明治10)年に創立された自然史・科学技術史に関する総合科学博物館である。JR上野駅から徒歩5分、上野恩賜公園内に本館(日本館・地球館)がある他、港区の白金台に附属自然教育園、茨城県つくば市に実験植物園がある。 この博物館の前身は1871(明治4)年に湯島聖堂内に設けられた文部省博物館であり、その後の所管の変遷を経て東...
東京都美術館 (東京都 台東区 )
JR上野駅から徒歩7分の上野恩賜公園内に立地する日本で最も歴史のある公立美術館*1である。その前身は明治末に「日本には美術館が欠けている」という美術界の意見をもとに東京府(現・東京都)が計画した東京府美術館にある。この美術館は北九州の石炭商「佐藤慶太郎*2」の支援を受けて1926(大正15)年に開館した。日本の芸術家の登竜門と...

写真提供:浅草花やしき
浅草花やしき (東京都 台東区 )
江戸時代末期、1853(嘉永6)年に開園した日本最古の遊園地。つくばエクスプレス浅草駅から徒歩5分、東京メトロ・都営地下鉄・東武スカイツリーライン浅草駅より徒歩10分に位置し、浅草寺の北西、花やしき通りに面する。 5,800m2の敷地内に、「ローラーコースター」や「メリーゴーランド」、園内を空飛ぶ海賊船で回る「スカイ...

写真提供:鈴本演芸場
鈴本演芸場で上演される演芸 (東京都 台東区 )
東京メトロ上野広小路駅A3出口から徒歩1分にある寄席*1。地上5階建てビルの3・4階が吹き抜けの演芸場になっており、席はすべて椅子席で285席ある。出し物(番組)の中心は落語*2で落語協会*3所属の落語家が高座に上がる。これに漫才・奇術・音曲などの色物*4が出し物に加わり、10日ごと(上席・中席・下席)に内容を変え、昼の部、夜の部...
浅草演芸ホールで上演される演芸 (東京都 台東区 )
東武伊勢崎線・東京メトロ浅草駅から西へ約550mのところにある寄席*1。周辺は明治期から浅草公園六区(通称浅草六区)とよばれる興行街であり歓楽街で、下町の雰囲気も色濃い。「浅草演芸ホール」は5階建てのビルの1階と2階を利用し、落語*2を中心にマジック、物まね、漫才などの色物*3を交え公演を行っている。落語協会と落語芸術協会*...

写真提供:台東区立朝倉彫塑館
朝倉彫塑館 (東京都 台東区 )
台東区谷中、JR日暮里駅から徒歩5分にある朝倉彫塑館*1。彫刻家、朝倉文夫(1883(明治16)年~1964(昭和39)年)のアトリエ兼住居を美術館として公開、その作品を展示している。朝倉文夫*2は、フランスのオーギュスト・ロダンが日本の美術全体に影響を与えた大正から昭和初期の時代に、高村光太郎と並んで日本の美術界を代表する彫刻家と...
入谷朝顔市 (東京都 台東区 )
言問通りが昭和通りと交差する西側、入谷の鬼子母神で親しまれている真源寺*境内で、朝顔市は行われる。JR鴬谷駅から約10分、東京メトロ入谷駅からすぐにある。ほおずき市*とともに、東京の夏の風物詩である入谷の朝顔市は、毎年7月の七夕前後、6、7、8日の3日間に行われる。文化・文政の頃(1804~30)から入谷で朝顔作りが盛んになった。...

写真提供:©(公財)東京都公園協会
旧岩崎邸庭園 (東京都 台東区 )
東京メトロ湯島駅1番出口から徒歩3分。入り口から東大病院へ通じる無縁坂に沿って、長いレンガ塀がつづく。旧岩崎邸は1896(明治29)年に岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長の久彌の本邸として建てられた。往時は越後高田藩榊原家の中屋敷であった約4万9,500m2の敷地に、20棟もの建物が並んでいたが、現在残っているのは洋館、撞球...
東京藝術大学大学美術館 (東京都 台東区 )
東京藝術大学の美術館である。JR上野駅、及び東京メトロ根津駅から徒歩10分、上野恩賜公園内の東京藝術大学・上野キャンパス内にある。 収蔵品は、1887(明治20)年に創立された東京美術学校が芸術教育や研究のために収集してきた古美術品に加えて、歴代教員の作品や学生らの制作品などが加わり、約3万件に及ぶ。そのうち、国宝・重要文化...
谷根千(谷中・根津・千駄木) (東京都 台東区 / 東京都 文京区 )
谷根千「やねせん」とは、谷中・根津・千駄木地区の略称。このエリアは、関東大震災や戦災を免れ、いまでも江戸後期から明治、大正、昭和の町並みが保存されている。また、3つの町は隣接しながらも、寺町の谷中、職人街の根津、文豪や芸術家に愛された千駄木、とそれぞれ個性が際立つ点も特徴だ。「谷根千」の呼び名が定着したのは、1984(昭...
浅草 (東京都 台東区 )
東京メトロ、東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の浅草駅からすぐの場所に東京最古の寺、浅草寺がある。都営地下鉄とつくばエクスプレス浅草駅からも、それほどの距離ではない。浅草の歴史は浅草寺から始まる。628(推古天皇36)年、地元の漁師が宮戸川(隅田川下流)で聖観音を引き上げたことが縁起とされ、これが今に伝わる浅草寺の本...

写真提供:墨田区
隅田川花火大会 (東京都 台東区 / 東京都 墨田区 )
歴史的記録の残るものとしては両国の花火が最古となっている。江戸時代の1732(享保17)年に発生した大飢饉は、多くの餓死者を出したうえに、疫病を流行させ、国政に多大な被害と影響を与えた。犠牲となった人々の慰霊と悪疫退散を祈って、幕府(8代将軍吉宗)が催した水神祭に続き、1733 (享保18)年に両国橋周辺の料理屋が公許(許可)によ...