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タイプ「動物」

鯛の浦のタイ ( 千葉県 鴨川市 )
内浦湾の東側、誕生寺の門前から南方1kmあまりの弁天島・入道ヶ岬にわたる一帯には、多くの鯛が生息する。 日蓮聖人*が誕生した際には鯛が集まり、波間を飛びはねて祝ったと言われており、また聖人がこの浦に船を浮かべて払子(ほっす)で海の上に「南無妙法蓮華経」の題目を書くと、たちまちたくさんの鯛が集まり波の上の題目をのみこんで...

瓢湖の白鳥 ( 新潟県 阿賀野市 )
JR水原駅の東1.5kmにある瓢湖*は、1639(寛永16)年に新発田藩が13年かけて造ったため池で、周囲約1kmの方形をしている。毎年10月下旬~4月上旬、約5,000羽の白鳥が訪れることで知られている。 1950(昭和25)年2月から付近の故吉川重三郎が餌付けを試み、1954(昭和29)年に成功、警戒心の強い白鳥が人に馴れる例は極めて珍しいことから...

写真提供:新潟県佐渡市
トキの森公園 ( 新潟県 佐渡市 )
トキ*の森公園には、「トキふれあいプラザ」と「トキ資料展示館」とがある。前者では、飼育ケージ内を生息環境に近い状態にして、トキの採餌、飛翔のほか、抱卵や子育てなどトキの生態を間近で観察できる。後者では、展示テーマを「保護から共生そして未来へ」と題し、近年リニューアルした展示物や従来展示していた「キン」のはく製などを...

立山のライチョウ ( 富山県 立山町 )
ライチョウは立山の自然環境を象徴する動物である。 日本のライチョウは、世界中のライチョウ(学名:Lagopus muta)の中で一番南に生息する亜種であり、氷河期に大陸から来た生き残りともいわれる。 本州中部の北アルプス、南アルプスなど標高2,200m以上の高山帯に生息。現在生息数は、生息環境の変化などにより2000羽を下回っている...

写真提供:北杜市オオムラサキセンター
長坂のオオムラサキ ( 山梨県 北杜市 )
オオムラサキ*1は、羽を広げると10~12cmとなる大型の蝶で、東アジアに生息し、日本では九州中部から北海道南西部まで広く分布している。タテハチョウ科に属し、オスは前翅と後ろの翅の根元近くから中央部にかけて鱗粉の構造から青紫に輝く(メスは輝きがない)。1957(昭和32)年に日本昆虫学会で、当時、日本全国に広く分布しており、その高...

豊岡のコウノトリ ( 兵庫県 豊岡市 )
日本においてコウノトリ*は、江戸時代には全国に生息していたといわれるが、乱獲などにより1971(昭和46)年にその姿が確認されなくなった。そのため最後の生息地であった豊岡では、1999(平成11)年に野生復帰事業として「兵庫県立コウノトリの郷公園」を開設し、種の保存と野生化及び人と自然の共生に関する普及啓発などに取り組んでいる...

写真提供:パーソナル企画
奈良のシカ ( 奈良県 奈良市 )
奈良のシカは春日大社の神の使い*1とされ古く*2から大切にされてきた。現在は奈良公園に1,300頭(2024年7月現在)ほどが生息、国の天然記念物として保護されている。春日大社の参道脇に鹿苑があり、シカの保護育成にあたっている。公園内の売店で販売している「鹿せんべい」*3は観光客がシカに与えることができるが、それ以外は一切与えられ...
大浜海岸のアカウミガメ ( 徳島県 美波町 )
JR牟岐線日和佐駅から15分にある大浜海岸は、1967(昭和42)年に、日本のウミガメ産卵地の中で最初の国の天然記念物に指定されたアカウミガメ*の産卵地として知られる。大浜海岸は、約500mほど細かい砂粒の美しい砂浜がつづき、5月中旬から8月上旬までの間で、アカウミガメが産卵のために上陸する。カメは夜間の上陸が多く、産卵前のカメは...

写真提供:(一社)土佐市観光協会
土佐湾のクジラ ( 高知県 室戸市 / 高知県 土佐清水市 / 高知県 黒潮町 / 高知県 土佐市 / 高知県 高知市 )
近世から高知県東部の室戸を捕鯨基地に古式漁が行われてきた。1989(昭和64・平成元)年以降、湾中部から西部にかけてニタリクジラを対象としたホエールウォッチングが盛んになったという。土佐湾のニタリクジラは東シナ海系群に属し、夏季に九州南西部の沿岸を経て土佐湾まで移動する個体と春先から夏季にかけて土佐湾に来遊し同湾内に滞留...

高崎山のサル ( 大分県 大分市 )
大分・別府両駅のほぼ中間に位置する標高628mの高崎山に約1,200頭(2018(平成30)年12月現在)の猿が生息する。一帯は猿の生息地として国立公園に指定され、保護されている。公園の中央部に設けられた餌をまく寄せ場を中心に集まる。 もともとは、1952(昭和27)年に高崎山一帯の猿による農作物の被害を守るため餌付けしたもの。1955(昭...

都井岬の御崎馬 ( 宮崎県 串間市 )
都井岬は太平洋に面した岬で、日向灘の南端に位置する。 周囲は断崖絶壁となっており、現存する日本在来馬8種*のうちの1種である御崎馬が生息する。当地は 「岬馬およびその繁殖地」として国の天然記念物に指定されている。 高鍋藩秋月家が1697(元禄10)年に設置した藩営牧場の1つが御崎牧、現在の都井岬であり、今日にいたるまで自然に...

幸島のサル ( 宮崎県 串間市 )
串間市の北東、石波海岸(いしなみかいがん)の沖合約200mにある。周囲約3.5km、亜熱帯植物におおわれた険しい小島で、野生のニホンザル100匹ほどが生息。1934(昭和9)年、生息するニホンザルを含めた幸島全体が国の天然記念物に指定された。1953(昭和28)年、ここのサルがイモを海水で洗って食べるのを、地元の小学校教師・三戸サツエが発...

写真提供:公益社団法人 鹿児島県観光連盟
出水のツル ( 鹿児島県 出水市 )
出水は日本最大のツルの渡来地。出水市の北西部、八代海に臨む出水平野の荒崎地区一帯に、毎年10月中旬になるとシベリア方面から多種類のツル*が渡来してくる。12月下旬から1月上旬の間が最も数を増し、ナベヅルを中心に、マナヅル、クロヅル、カナダツルなど、多い年は7種類、1万羽以上がやってくる。翌年2~3月の北帰行までの間、ツル保...

写真提供:ネイチャーガイドオフィス まなつ
永田いなか浜のウミガメ ( 鹿児島県 屋久島町 )
ウミガメが産卵する浜が屋久島には何カ所かあるが、産卵数が多いのが永田浜だ。 屋久島の北西、永田川の河口に広がる3つの浜「前浜」「いなか浜」「四ツ瀬浜」を総称して永田浜とよぶ。島の奥岳から永田川の流れに乗って運ばれてくる風化花崗岩の砂によってできた2kmに及ぶ海岸で、2005(平成17年)年にラムサール条約*の登録湿地に指定...

与那国の与那国馬(与那国島) ( 沖縄県 与那国町 )
那覇から650km離れた日本最西端の与那国島。この島の在来馬が与那国馬。日本に残る在来馬8種のうちのひとつで、沖縄にはほかに宮古島に宮古馬という在来種がいる。 与那国馬の体高はおよそ110~120cm、体重は約200kgと小さく、全身が茶色、改良種には出ないといわれる、鰻線(まんせん)という背骨に沿ってたてがみから尻尾までをつなぐ濃...

写真提供:座間味村ホエールウォッチング協会
座間味のクジラ ( 沖縄県 座間味村 )
1960年代前半まで捕鯨の漁場であった座間味村周辺の海で、再びクジラが目撃されたのが1985(昭和60)年。徐々に頭数が増え、現在は毎年1月から3月末頃まで、座間味島周辺の海にザトウクジラがやってくるようになった。温暖で島影が多いので、波静かなこの海でクジラたちは繁殖活動を行い、やがて子クジラに体力がつく4月頃、エサが多い北の海...