座間味のクジラざまみのくじら

1960年代前半まで捕鯨の漁場であった座間味村周辺の海で、再びクジラが目撃されたのが1985(昭和60)年。徐々に頭数が増え、現在は毎年1月から3月末頃まで、座間味島周辺の海にザトウクジラがやってくるようになった。温暖で島影が多いので、波静かなこの海でクジラたちは繁殖活動を行い、やがて子クジラに体力がつく4月頃、エサが多い北の海へと旅立っていく。
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みどころ

座間味村ホエールウォッチング協会*ではシーズンになると島の山にあるクジラ展望台で探鯨員が双眼鏡でクジラを探し、見つけたポイントをボートに連絡するため、クジラの遭遇率が非常に高い。
 座間味村のホエールウォッチングボートはすべて協会に加盟しており、クジラにストレスを与えないよう、クジラを追いかけない、接近しすぎないなどのルールを設けて遵守している。そのため、毎年安定的にクジラがやってくる。クジラと会えるポイントが島から近いのも、観光客にはうれしいところだ。間近で見るクジラの迫力は、忘れられない感動を呼ぶ。
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補足情報

*座間味村ホエールウォッチング協会:座間味村では1991年に座間味村ホエールウォッチング協会を立ち上げ、独自のルールを設けてクジラにやさしいウォッチングを実践している。
関連リンク 一般社団法人座間味村ホエールウォッチング協会(WEBサイト)
参考文献 一般社団法人座間味村ホエールウォッチング協会(WEBサイト)

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。