長崎市
印刷する観光資源一覧
日本二十六聖人殉教地 (長崎県 長崎市 )
JR九州新幹線・長崎本線長崎駅かもめ口(東口)前、NHK長崎放送局の裏手にある小高い丘が西坂公園となっており、その園内に日本二十六聖人記念碑と同記念館が建つ。また、隣接して聖フィリッポ教会(日本二十六聖人記念聖堂)がある。 日本二十六聖人殉教地は、1597(慶長元)年この地で26人のキリスト教徒*が磔刑に処され殉教*した聖地...
崇福寺 (長崎県 長崎市 )
長崎市鍛冶屋町の高台にある長崎を代表する唐寺。 鎖国当時、日本にやって来る中国人*の中にもキリスト教徒がいたため、幕府は中国人の宗教も厳しく調査した。中国人たちは、非キリスト教徒であることを証明し、海上の安全祈願と故人の冥福を祈るため、出身地ごとに寺院を建立した。その代表が「唐三カ寺」「三福寺」と呼ばれる、崇福寺...
眼鏡橋 (長崎県 長崎市 )
長崎市内中央を流れる中島川に架かる。長さ22.35m、幅4.68mで、2つのアーチが川面に映った姿が眼鏡に見えることが名前の由来。 1634(寛永11)年、興福寺*2代住職だった中国江西省出身の唐僧 黙子如定(もくすにょじょう)が架設した日本最古のアーチ型石橋。それ以前、中島川(当時は大川と称した)にかかる橋の多くは木橋だったが、腐...
野母崎の水仙の丘 (長崎県 長崎市 )
野母崎は長崎半島の先端を占め、西端部の野母、南部の脇岬、その対岸の樺島*が主な集落。一本釣り・定置網など漁業が主だが、ミカン・ビワの果樹栽培も盛ん。海岸風景が美しく、長崎市近郊の観光地として人気がある。この地域では野母浦祭り*が毎年8月13日に開催されている。祭りは約1300年の歴史があるといわれ、漁業の信仰と海上の安全を...
稲佐山からの夜景 (長崎県 長崎市 )
稲佐山はJR長崎駅の約1.8km西方にそびえる標高333mの山であり、南北に尾根を連ねる峰々の中心に位置する。山頂一帯は稲佐山公園として開かれている。山頂からは長崎市街と長崎港を一望でき、湾曲する長崎の地形的特徴が生きた景色が広がる。天候の良い日は雲仙・天草・五島列島までも遠望できる。特に、夜景が有名。長崎港を中心に山々が取り...
長崎孔子廟中国歴代博物館 (長崎県 長崎市 )
長崎市の東山手地区にある中国人が海外に建立した唯一の聖廟(儒教の祖である孔子を祀る廟)。 1893(明治26)年に、在長崎華僑と清朝政府の協力により建てられたもので、建物の細部に至るまで本格的な中国様式が取り入れられている。中心的な建物は、黄色の屋根瓦が鮮やかな儀門と大成殿。これらを取り巻くように立つ「72賢人像」は、孔...
長崎くんち (長崎県 長崎市 )
長崎市内の中心部で披露される。特に諏訪神社*とお旅所*と呼ばれる大波止の地に作られた仮宮などで奉納踊りが披露される。くんち*の語源は、旧暦の9月9日を良き日として祝う中国の風習が伝わり、9日(くにち)をくんちと読み、祭礼日の意味としたとする説が一般的である。おくんちは長崎市では尊称をつけて呼ばれており、御宮日とか御九日...
長崎ペーロン (長崎県 長崎市 )
長崎の夏を盛り上げる勇壮なペーロン*船による競技会。長崎港内で開催され、長崎市の路面電車「大浦海岸通」で下車、徒歩約3分の長崎市松が枝国際観光埠頭を会場に一般対抗、職域対抗、中学校対抗、女性対抗で行われる。 中国から伝わった和船の競漕で30人以内(漕ぎ手26名以内、太鼓、ドラ、舵手、采振り)の若者が、ドラ・太鼓で景気をつ...
平和公園 (長崎県 長崎市 )
長崎市浦上地区にある。原爆落下中心地とその北側の丘に、世界平和の願いを込めてつくられた公園。 1945(昭和20)年8月9日午前11時2分、長崎市上空で人類史上2番目となる原子爆弾がさく裂、多くの人命が失われた。 公園内は、平和祈念像や平和の泉がある「願いのゾーン(祈念像地区)」、被爆により亡くなられた方のご冥福を祈る空間...
ちゃんぽん・皿うどん (長崎県 長崎市 )
長崎を代表する麺料理。明治時代、長崎の中華料理店「四海樓」の創業者が、中国人留学生のために安くて栄養のある料理を提供したいと考案したのがちゃんぽんの始まり。 肉、キャベツ、もやし、蒲鉾、海鮮などのたくさんの具材を強火で炒めたところに、鶏ガラや豚骨でとったスープを加え、唐灰汁(とうあく)を使った麺を投入する。唐灰汁...
三菱重工長崎造船所 (長崎県 長崎市 )
三菱重工長崎造船所は1857(安政4)年 、徳川幕府によって着工された長崎鎔鉄所*に始まり、現在長崎港西岸に工場が広がる。かつて戦艦「武蔵」を建造した船台と2つの30万トンドックがあり、護衛艦などの建造・修理改造を行っている。 1898(明治31)年、三菱合資会社三菱造船所の鋳物工場に併設して赤煉瓦造りの「木型場」が建設された。...
グラバー園 (長崎県 長崎市 )
JR西九州新幹線・長崎本線長崎駅から南へ海岸沿いに約2.7km、長崎港を見下ろす南山手にある。園内には、この地がかつての外国人居留地だった時代から遺る旧グラバー住宅、旧オルト住宅*1、旧リンガー住宅*2の3棟を中心にして、長崎市内に散在していた明治期の洋風建築の旧ウォーカー住宅、旧三菱第2ドックハウス*3、旧スチイル記念学校な...
出島 (長崎県 長崎市 )
JR西九州新幹線・長崎本線長崎駅から南へ約1km、中島川を渡ったところにある。出入口は北側の中島川に架かる出島表門橋となる。出島は徳川幕府が、キリシタン弾圧とともに対外貿易の統制*を強め、窓口を長崎に限定する過程で、1634(寛永11)年に長崎の有力な町人に命じて扇形の人工島を築かせたのが始まりである。1636(寛永13)年に出島が...
長崎市東山手・南山手の洋風建築群 (長崎県 長崎市 )
長崎における外国人居留地は、1858(安政5)年に締結された日米修好通商条約をはじめとする安政の五カ国条約を機に、1859(安政6)年に長崎は開港場となり、外国人居留地が設定されため、同年、長崎湾奥の東側、大浦海岸を中心に埋め立て、造成工事が着手されたことに始まる。居留地は、外交団の要求もあり、順次埋め立て面積が広げられ、山...
端島(軍艦島) (長崎県 長崎市 )
長崎港の南西に約18km、船で約40分の海上に浮かぶ端島(はしま)は、石炭の量産地として有名だった島。岩礁の周りを埋め立てられて作られた人工の島であり、島の周囲をコンクリートの岸壁が囲み、高層アパートが密集して建ち並ぶその外観が軍艦「土佐」に似ていることから、「軍艦島」と呼ばれるようになった。 1810(文化7)年に端島で石...
長崎の精霊流し (長崎県 長崎市 )
盆の四九日より前に逝去した人の遺族が故人の霊を弔うために毎年8月15日に行われる伝統行事で、手作りした船を曳きながら街中を練り歩き、極楽浄土へ送り出すという長崎を象徴する盆風景である。 10m近くにもなる大きなものから、手で持ち歩く小さなものまで、大小様々な精霊船が爆竹や花火を鳴らしながら流し場を目指して進む。精霊船の装...
長崎ペンギン水族館 (長崎県 長崎市 )
長崎ペンギン水族館は長崎市中心街の東側の橘湾に面して立地しており、長崎駅前交通広場バス停からバスで約30分で到達する。 長崎ペンギン水族館の前身である長崎水族館は1959(昭和34)年に開館しているが1998(平成10)年に閉館した。しかし長崎市民やペンギンファンの願いもあり、移転・規模縮小の上で2001(平成13)年に体験型水族館...
卓袱料理 (長崎県 長崎市 )
長崎においては中国(唐風)料理は近世以前から中国貿易の進展とともに伝わっていたが、1635年(寛永12)年から中国貿易が長崎港に限定され、さらに1689(元禄2)年に唐人屋敷(現・長崎市館内町)が完成すると、中国人の往来が制限されたため、この地が中国(唐風)料理の日本における本場となった。この中国(唐風)料理を供する際に、日本...
長崎ランタンフェスティバル (長崎県 長崎市 )
長崎新地中華街*の人びとによる旧正月を祝う行事が、1994(平成6)年から規模を拡大し、長崎の冬を代表する一大イベントとなったもの。現在も旧暦に基づいて開催されており、開催期間は旧暦1月1日(春節)から1月15日(元宵節(げんしょうせつ)*)まで。 中国の元宵節にあわせてランタン(中国提灯)を飾る風習にならい、約1万5,000個...
大浦天主堂 (長崎県 長崎市 )
長崎市の南山手の丘にある、現存する日本で最古の教会。1597(慶長元)年に殉教した日本二十六聖人に捧げられた教会で、正式には「日本二十六聖人殉教者聖堂」と言い、殉教地である西坂の丘に向かってゴシック様式の教会が立つ。 1860(万延元)年に長崎に外国人居留地が開かれた後、居留地に住む外国人向けの教会として、パリ外国宣教会...
浦上天主堂 (長崎県 長崎市 )
県営バス・長崎バスで天主堂下・センター前・神学校前下車、徒歩すぐ。長崎市の浦上地区にある。 浦上は長崎開港当時、幕府と有馬氏のキリシタン領となったところで、歴史的にキリスト教の影響が強く、キリスト禁教後も多くの信徒が潜伏して信仰を続けていた。1865(元治2)年、浦上の潜伏キリシタンが大浦天主堂を訪れ、自分たちの信仰を...