伊勢市
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伊勢神宮 (三重県 伊勢市 )
伊勢神宮は正式には「神宮」と称し、三重県伊勢市とその周辺に鎮座する125のお社の総称である。その中心は、皇室の祖先である天照大御神をおまつりする皇大神宮(内宮)と、天照大御神の食事をつかさどり、衣食住はじめ産業の守り神である豊受大御神をおまつりする豊受大神宮(外宮)である。二つの正宮には宮域内および宮域外に14の別宮、43...
豊受大神宮(外宮) (三重県 伊勢市 )
外宮(豊受大神宮)は、内宮・天照大御神の食事を司る神様(御饌都神)として、1500年ほど前の雄略天皇22年、伊勢の地に招かれた。すべての産業と衣食住の神様、豊受大神宮を祀る正宮を中心に約0.89km2の宮域が展開されている。 外宮とは、かつて離宮のことを「外」といったため、「天照大御神の離宮」を表す意味であり、正宮...
皇大神宮(内宮) (三重県 伊勢市 )
内宮(皇大神宮)は、皇室の祖と仰がれ、国民の大御祖神(おおみおやがみ)として崇敬を集める天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀っており、垂仁天皇26年に鎮座した。三種の神器の一つ八咫鏡は、御霊代として宮廷内に祭られていたが、崇神天皇のとき、宮廷内に祭るのは恐れ多いとされ豊鍬入媛命(とよすきいりひめのみこと)を御杖代(...
月読宮(内宮別宮) (三重県 伊勢市 )
内宮の宮域外にある8つの別宮のうちのひとつが月読宮である。月の神様、月読尊と月読尊荒御魂を祀っており、「つきよみさん」とも呼ばれている。 宮域には同じ内宮別宮の、月讀尊の御魂を祭神とする月讀荒御魂宮(つきよみあらみたまのみや)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)を祭神とする伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)、伊弉冉尊(いざなみ...
倭姫宮(内宮別宮) (三重県 伊勢市 )
10宮ある内宮別宮の一つであり、内宮と外宮のほぼ中間、倉田山の一角に祀られている。1923(大正12)年11月5日に創立された伊勢神宮の中で最も新しいお宮である。境内は40,000m2の広大な森に包まれており、瑞垣に囲まれた神明造の本殿がある。祭神は倭姫命(やまとひめのみこと)*である。 倭姫命は、諸国をめぐりながら天照...
式年遷宮 (三重県 伊勢市 )
神宮の祭典は大きく分けて恒例祭と臨時祭、そして遷宮祭の3つに区別される。恒例祭は毎年定められた日に執行されるもので、特に三節祭(さんせつさい)と呼ばれる神嘗祭と6・12月の月次祭、さらに祈年祭・新嘗祭が重要である。臨時祭は皇室・国家の重大事にあたり、祈願や奉告のため恒例祭に準じて臨時の奉幣を行う祭儀をいう。遷宮以外の祭...
金剛證寺 (三重県 伊勢市 )
朝熊山のほぼ山頂にあり、弘法大師空海ゆかりの古刹で、伊勢神宮の鬼門を守る寺として有名である。寺伝では6世紀後半、欽明時代、暁台上人によって創建されたという。825(天長2)年空海が登山し、堂塔を興して真言密教の根本道場としたが、1392(明徳3)年に東岳文昱(とうがくぶんりゅう)が真言宗から臨済宗へと改宗し、臨済宗南禅寺派の...
おはらい町・おかげ横丁 (三重県 伊勢市 )
近鉄・JR「伊勢市駅」または近鉄「宇治山田駅」から内宮前行バスで約20分。内宮前のいわゆる門前町である。宇治橋から五十鈴川に沿って続く南北約800mの美しく整備された石畳がおはらい町通りである。切妻造、妻入りの風情ある歴史的な建物が並び、通りの両脇に土産物店や味処などが軒を連ねている。かつては日本全国の庶民のあこがれの地で...
宇治山田駅 (三重県 伊勢市 )
近畿日本鉄道の山田線の駅。伊勢神宮への最寄り駅として1931(昭和6)年に建設され、国の登録有形文化財に指定されている。その前年に開催された「御遷宮奉祝神都博覧会」の会場跡地に開設された。建設当時の面影を、今でも残しており、繊細な装飾とあいまって優美な形態の駅*である。第1回「中部の駅百選」にも選ばれている。
神宮の博物館 (三重県 伊勢市 )
伊勢神宮の内宮と外宮の中間に位置する伊勢市倉田山の丘陵は文教地区となっており、神宮関係の文化施設が集まっている。その代表的な施設が神宮徴古館、神宮農業館、式年遷宮記念神宮美術館であり、その他に神宮文庫*、そして最も新しい内宮別宮である倭姫宮がある。 神宮徴古館は1909(明治42)年に創設された日本で最初の私立博物館で...
二見興玉神社 (三重県 伊勢市 )
JR二見浦駅より徒歩約15分。海辺より賓日館などがある旅館街、松並木を抜けた先が立石崎である。主祭神は猿田彦大神、相殿が宇迦乃御魂大神。眼前の夫婦岩の沖合700mには、二見浦*に入られた天照大神を猿田彦大神が出迎えたとさえる「興玉霊石」が鎮まっている。「興玉神石」を拝するための神聖な鳥居として夫婦岩に注連縄を張り遙拝所とし...
伊勢河崎のまちなみ (三重県 伊勢市 )
JR・近鉄「伊勢市駅」、近鉄「宇治山田駅」から徒歩約15分。伊勢の河崎は、伊勢市の中心を流れる勢田川の両側に広がる町で、水運を生かした問屋街として知られ、特に江戸時代からは伊勢神宮の参宮客への物資を供給する「伊勢の台所」として栄えた。当時は蔵や町家が川の両岸に建ち並び、直接船から物資を蔵に入れることができるようになって...
せんぐう館 (三重県 伊勢市 )
「式年遷宮記念 せんぐう館」は2013(平成25)年の第62回式年遷宮を記念して、その前年、外宮に隣接して創設された伊勢神宮の博物館である。館内には式年遷宮や伊勢神宮の年間のお祭りの概要、外宮正殿の側面部分を再現した原寸模型、渡御御列(とぎょぎょれつ)の模型、御装束神宝の調製工程品などが展示されている。
赤福餅 (三重県 伊勢市 )
伊勢神宮の門前町・おはらい町通りに本店を構える老舗和菓子屋・赤福の餅菓子である。1707(宝永4)年の創業以来、300年以上にわたって伊勢神宮の名物として続いている。本店は1877(明治10)年に建てられたもので切妻造・妻入りとなっている。 あんにつけた三筋は五十鈴川のせせらぎをイメージしたものと言われており、店内で味わう赤福...
月夜見宮(外宮別宮) (三重県 伊勢市 )
外宮から神路通り(かみじどおり)を北へ約300m、4つの外宮別宮では唯一宮域外にある月夜見宮。天照大御神の弟神、月夜見尊(つきよみのみこと)と月夜見尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)を祀っている。 内宮別宮の月読宮の祭神と同じであるが、月読宮は月読尊と荒御魂をそれぞれ別の社殿に祀っているが、月夜見宮は、月夜見尊と...
猿田彦神社 (三重県 伊勢市 )
JR・近鉄「伊勢市駅」から三重交通バスに乗り「猿田彦神社前」下車。祭神の猿田彦大神は、ものごとの最初に出現し、万事最も良い方へ“おみちびき”になる大神で、古事記・日本書紀などに「国初のみぎり天孫をこの国土に御啓行(みちひらき)になられた」と伝えられている。 天孫降臨を啓行(みちひらき)した猿田彦大神は、高千穂に瓊瓊杵...