青森市
印刷する青森市は、本州北端の青森県の中央部、津軽地方と南部地方との中間に位置。八甲田火山を背に青森湾に面する。県庁所在地で、黒石市、五所川原市、十和田市、平川市、平内町、蓬田村、藤崎町、板柳町、七戸町と接する。
東の下北半島、西の津軽半島に抱かれた陸奥湾にのぞみ、背後は奥羽山脈の八甲田山を中心にその他の山々に囲まれる。地形はおおむね平坦。市街地は青森平野の大部分を占め、その中を野内川、堤川、沖館川などが南北へ貫流する。
JR東北新幹線・奥羽本線、第三セクター青い森鉄道(旧、JR東北本線)の終点で、津軽線はここから津軽半島北端の三厩に延び、青函トンネル(津軽海峡線)を経て北海道に連結。幹線道路は国道4号と7号が通り、東北自動車道の終点にもなっている。また青森空港を有する。
江戸時代より本州と北海道を繋ぐ交通と物流の要衝として発展した、北東北における交通・行政・経済・文化の拠点都市。
産業の中心は商業で、商品販売額は県内一であるが、いずれも中小規模の商店である。りんご、カシス、ナマコやホタテなど豊富な食材に恵まれている。
南部の八甲田北麓は十和田八幡平国立公園の一部で、酸ヶ湯、田代新湯などの温泉も散在。青森湾岸には浅虫温泉がある。文化施設に、青森県の歴史、産業、文化の資料を集めた県立郷土館のほか、青森市文化会館、棟方志功記念館などがある。8月のねぶた祭は東北の三大夏祭の一つで、国指定無形民俗文化財。また、三内丸山遺跡をはじめとした縄文遺跡群などが注目を集めている。
観光資源一覧
八甲田山 (青森県 青森市 / 青森県 十和田市 / 青森県 黒石市 )
青森県の中央、青森市と十和田湖の中間に構える火山で、那須火山帯*に属し、奥羽山脈北端の堂々とした群峰である。1,585mの大岳を最高峰とし、高田大岳、赤倉岳、さらにその南側に連座する櫛ヶ峰、駒ヶ峰、乗鞍岳、横岳などの火山群の総称である。山体を覆うブナやアオモリトドマツの自然林、山稜部の高山植物や湿原など、すぐれた植物相を...
八甲田のブナ林 (青森県 青森市 / 青森県 十和田市 / 青森県 平川市 / 青森県 黒石市 )
八甲田山は青森県の中央、青森市と十和田湖の中間に構える火山で、那須火山帯*に属し、奥羽山脈北端の重鎮である。1,585mの大岳を最高峰とし、高田大岳、赤倉岳、さらにその南側に連座する櫛ヶ峰、駒ヶ峰、乗鞍岳、横岳などの火山群の総称である。 山体を覆うブナやアオモリトドマツの自然林、山稜部の高山植物や湿原など、美しい植物相...
八甲田山の樹氷 (青森県 青森市 )
八甲田山は青森県の中央、青森市と十和田湖の中間に構える火山で、奥羽山脈北端の重鎮である。1,585mの大岳を最高峰とし、高田大岳、赤倉岳などの火山群の総称である。樹氷とはシベリアからの冷たい風が日本海を越えるときに湿気を多く含み、山岳にぶつかり上昇気流に乗るときに急速冷却され、0℃以下の水分のまま雪山の常緑樹に付着し氷とな...
酸ケ湯温泉 (青森県 青森市 )
八甲田大岳の中腹、標高約900mの位置にある古くからの湯治場で、国民保養温泉*の第1号に指定されている。江戸時代 1684(貞享1)年に開かれたとされている。酸性の強い硫黄泉のため酢ヶ湯と呼ばれていたと考えられる*。高温自然湧出の源泉を求める湯治客と、十和田奥入瀬の途中に立ち寄る観光客でにぎわう。 最近は豪雪地域の代名詞とし...
青森のねぶた・ねぷた (青森県 青森市 )
東北三大祭り*のひとつで、短い夏を謳歌するように熱気を帯びた祭りである。「ねぶた」や「ねぷた」などと言われ、名称は各地で若干異なるが青森県内各地域40箇所以上で7~8月に開催されている。禊祓(みそぎはらえ)などその起源*も諸説あるが、古くから大切に受け継がれてきた伝統行事。あかりを灯した巨大な灯籠(=ねぶた)を山車に乗せ...
棟方志功記念館 (青森県 青森市 )
青森駅の東南約3km、青森市中央市民センターのはす向かいにある。青森が生んだ板画*家、故棟方志功の文化勲章受章を記念して1975(昭和50)年に建てられた記念館である。建物は鉄筋コンクリート2階建て延べ床面積768m2。館内には、独特の力強いタッチの板画、倭画、油絵など30~40作品が常時展示されている。 棟方志功は1903...
城ヶ倉渓流 (青森県 青森市 )
城ヶ倉渓流は十和田国立公園、八甲田山系の大岳、櫛ケ峰、駒ケ峰に源を発して、陸奥湾に注ぐ2級河川の上流部。渓流の岩壁は、第三紀中新世中頃(およそ1千万年前)の火山活動でできた柱状節理*の深く狭い渓谷である。流れの水は、強酸性で魚は生息しておらず、11月から5月までは数メートルの雪に埋もれる厳しい環境にある。 以前は酸ヶ湯...
三内丸山遺跡 (青森県 青森市 )
青森駅の南西約7km車で約20分、青森県立美術館や県総合運動公園に隣接した緑豊かな空間の中にある三内丸山(さんないまるやま)遺跡は日本最大級の縄文集落跡である。1992(平成4)年から始まった発掘調査では、縄文時代前期~中期(紀元前約3900~2200年 現在から約5900~4200年前)の大規模な集落跡が見つかり、たくさんの竪穴建物跡や掘立...
青森県立美術館 (青森県 青森市 )
青森駅の南西約7km車で約20分、三内丸山遺跡、県総合運動公園に隣接した緑豊かな空間の中にある。三内丸山遺跡と一帯の文化観光拠点として、また青森県の芸術文化を発信することを目的として2006(平成18)年開館している。 展示作品はシャガールの大作「アレコ」の舞台背景画(9mx15m)4点(※第3幕はアメリカフィラデルフィア美術館が所...
ねぶたの家 ワ・ラッセ (青森県 青森市 )
「ねぶたの家 ワ・ラッセ」は2011(平成23)年1月にJR青森駅前の海側にオープンした施設である。ねぶた祭の歴史や魅力を紹介し、ねぶたのすべてを、1年を通じて体感することができる空間である。 入り口から、2階に上がると展示施設の「ねぶたミュージアム」が始まる。ねぶたの由来、歴史、制作工程がトンネル内に紹介され歩きながら学べ...