観光資源一覧

赤間神宮の写真

赤間神宮 (山口県 下関市 )

JR山陽本線下関駅から海岸沿いに北東へ約3km、関門海峡大橋の手前にある。壇ノ浦の戦い*に敗れ、二位ノ尼に抱かれ8歳で入水した安徳天皇を祀る神社。安徳天皇*はこの地にあった阿弥陀寺境内に埋葬され、1191( 建久2)年には、朝廷の命によって御陵上に御影堂を建立し勅願寺とした。この阿弥陀寺が、明治政府による神仏分離政策によって赤...

住吉神社の写真

住吉神社 (山口県 下関市 )

JR山陽新幹線・山陽本線新下関駅から南東へ約1.5kmのところにある。伝承では、神功皇后が朝鮮出兵の帰途に神託により、現在地に「荒魂(あらみたま)」を祀ったのが始まりとされ、同様の神意で大阪の住吉大社も祀られたと伝えられている。また、同社は、927(延長5)年に成立した法制書の「延喜式神名帳」では「住吉(に)坐(す)荒御魂神社...

長府の町並みの写真

長府の町並み (山口県 下関市 )

長府の歴史は古く、日本書紀など記紀の神代の巻に、仲哀天皇が神功皇后とともに「熊襲」制圧の際、仮宮として穴門(長門)豊浦宮(とよらのみや)*1を置いた地として記されている。さらに7世紀の中ごろ、長門国の国府がこの地に設置され長府と称されるようになった。国府のあった場所は不詳ではあるが、現在の忌宮神社*2付近ではないかとさ...

先帝祭の写真

先帝祭 (山口県 下関市 )

赤間神宮のもっとも重要な神事と祭事。安徳天皇の命日、旧暦の3月24日に平家生き残りの官女が、安徳天皇の陵に詣でたのが始まりといわれ、江戸時代*には、海の要衝として栄えた下関の遊女たちがそれを引き継ぎ参拝したことから、現在の祭りのクライマックスとなる上臈行列につながったという。現在は、毎年5月2日から3日間、「しものせき海...

下関のふく料理の写真

下関のふく料理 (山口県 下関市 )

日本人はフグを古くから食していたといわれ、約2万年前の旧石器時代、あるいは縄文時代の遺跡からもフグ科の骨が見つかっているという。その後、農耕の開始により、魚介類への依存が下がったところから、広汎に広がることはなかったとみられている。ただ、庶民の間では食べ続けられていたとみられ、豊臣秀吉が朝鮮出兵した際の本陣は、肥前名...

瓦そばの写真

写真提供:元祖瓦そば たかせ

瓦そば (山口県 下関市 )

「瓦そば」は熱した瓦の上に茶そば、錦糸卵、牛肉などをのせ、小ネギ、海苔、輪切りのレモンともみじおろしが添えられて提供されることが多く、麺つゆにつけて食す。「瓦そば」が生まれたのは、JR山陽本線下関駅から北へ23kmの道のりのところにある川棚温泉*である。1962(昭和37)に、現在は「瓦そば」の専門店となった「たかせ」は、当時...

角島大橋の写真

写真提供:下関市豊北総合支所

角島大橋 (山口県 下関市 )

角島大橋は山口県北西部の豊北町、中国自動車道下関ICから北へ約50km、JR山陰本線特牛(こっとい)駅からバスで25分にある。豊北町の北西約1.5kmに位置する角島*と本土を結ぶ、延長1,780m、幅員6.5m、2車線の橋で、1993(平成5)年に着工、1999(平成11)年に竣工し、2000(平成12)年に開通した。周辺海域の環境保全に配慮しながら、日本...

関門トンネルの写真

関門トンネル (山口県 下関市 / 福岡県 北九州市 )

関門海峡をくぐるトンネルは、玄界灘側の鉄道トンネル、瀬戸内海側の新幹線用の新関門トンネル、その間の瀬戸内海寄りにある国道トンネルの3本がある。  鉄道トンネルは世界で最初の海底トンネル*1で、日本においてはじめて圧気シールド工法*2を本格的に採用した海底掘削トンネルである。1936(昭和11)に着工し、下り線が1942(昭和17)...

唐戸市場の写真

唐戸市場 (山口県 下関市 )

JR山陽本線下関駅から東へ2.4km、関門海峡に面してある魚市場*。ふぐの市場として知られているが、タイやハマチ等魚介類が豊富に取引されている。カマボコなどの水産加工品、農産物の直売所などもあり、「総合食料品センター」としての役割も果たしている。営業時間は平日と土曜日は5時から15時で、早朝の5時までは卸売販売が行われ、それ以...

関門海峡の写真

関門海峡 (福岡県 北九州市 / 山口県 下関市 )

本州山口県下関市と九州福岡県北九州市の間に位置する。日本海側の響灘と、瀬戸内海や周防灘を結ぶ海峡で、古くから海上交通の要衝であり、重要な航路であった。  歴史的にも、壇ノ浦の戦いで安徳天皇が入水した地、また巌流島での宮本武蔵・佐々木小次郎の決闘の場でもある。  両側にある海域で生じる潮位差により、急潮流や複雑な潮汐...