観光資源一覧

吉野山のサクラの写真

写真提供:吉野山観光協会

吉野山のサクラ (奈良県 吉野町 )

奈良県南部に位置する吉野山は、ひとつの峰を指すものではなく、大峰山脈北端から吉野川南岸まで南北約8kmにわたって続く尾根をいう。一帯には金峯山寺をはじめ修験道に由来する社寺が集まっており、古くからサクラの名所としても知られる。現在は、山内の約50万m2に3万本以上ともいわれるサクラが植えられており、尾根から谷へと...

吉野山寺社群の写真

写真提供:パーソナル企画

吉野山寺社群 (奈良県 吉野町 )

奈良県南部、大峰山脈の北端、南北に約8km続く尾根が吉野山である。一帯には、修験道の根本道場である金峯山寺を中心に多くの社寺がある。  吉野山から山上ヶ岳(大峰山)までの大峰山脈北部の山々は、古くから金峯山(きんぷせん)と呼ばれ、神聖視されていた。伝承によれば、7世紀後半、役行者*1が金峯山で修行中に金剛蔵王権現を感得、...

吉野葛の写真

写真提供:パーソナル企画

吉野葛 (奈良県 宇陀市 / 奈良県 吉野町 / 奈良県 御所市 )

多年草マメ科のクズは秋の七草のひとつで、花は可憐優雅なお茶花として親しまれ、また煎じたものは薬草として利用され、茎は強い繊維質であることから葛布が作られていた。葛の根*1はデンプン質が豊富で、このデンプンを精製したものが葛粉であり、料理や菓子の材料に使われる。吉野地方では極寒期に地下水のみで繰り返し精製する「吉野晒(...

金峯山寺の写真

写真提供:パーソナル企画

金峯山寺 (奈良県 吉野町 )

金峯山寺は修験道の根本道場で、吉野山はこの寺を中心に発展してきた。伝承によれば、7世紀後半、役行者*1が金峯山(吉野山から山上ヶ岳〈大峰山〉にかけての山々)で修行中に金剛蔵王権現を感得、その姿を桜の木に刻んで、山上(山上ヶ岳)と山下(吉野山)に堂を建てて祀った。これが金峯山寺の始まりとされ、山上の蔵王堂が現在の大峯山寺...

吉野水分神社の写真

写真提供:パーソナル企画

吉野水分神社 (奈良県 吉野町 )

吉野山の上千本にある古社。近鉄吉野駅前の千本口駅からロープウェイで3分の吉野山駅下車、そこから吉野山の尾根道を3kmほど上った所に位置する。水の分配を司る天之水分大神を主祭神とし、ほかに玉依姫命(神像の玉依姫命坐像*1は国宝)らを祀る。子守宮とも呼ばれ、安産・子授け・子どもの守護神として信仰されている。創建年代は定かでは...

如意輪寺の写真

如意輪寺 (奈良県 吉野町 )

近鉄吉野線吉野駅前の千本口駅からロープウェイに乗り、約3分で吉野山駅に着く。吉野山駅からは3kmほど。近鉄吉野駅からは、県道37号線で約4km。金峯山寺や吉水神社などがある尾根筋とは沢を挟み、北東方向の尾根筋の中腹にある。  創建は、寺伝によれば、延喜年間(901~923年)醍醐天皇が帰依していたという日蔵(道賢)*1を開基とし、古...

竹林院群芳園の写真

竹林院群芳園 (奈良県 吉野町 )

近鉄吉野線吉野駅前の千本口駅からロープウェイに乗り、約3分の吉野山駅下車、そこから吉野山上の尾根道を約1.6km進んだところにある。寺伝によると、竹林院は聖徳太子が創建し、のちに空海が入峰の折に一宇を設け椿山寺としたと伝わる。記録に残されているものとしては、平安期の史書「扶桑略記」に「道賢(今名日藏*1)以去延喜十六(916)...