観光資源一覧

吉野葛の写真

写真提供:パーソナル企画

吉野葛 (奈良県 宇陀市 / 奈良県 吉野町 / 奈良県 御所市 )

多年草マメ科のクズは秋の七草のひとつで、花は可憐優雅なお茶花として親しまれ、また煎じたものは薬草として利用され、茎は強い繊維質であることから葛布が作られていた。葛の根*1はデンプン質が豊富で、このデンプンを精製したものが葛粉であり、料理や菓子の材料に使われる。吉野地方では極寒期に地下水のみで繰り返し精製する「吉野晒(...

室生寺の写真

写真提供:パーソナル企画

室生寺 (奈良県 宇陀市 )

近鉄大阪線室生口大野駅から南へ約6.5km、室生川の上流の山間にある。室生川にかかった朱塗りの太鼓橋を渡り、「女人高野室生寺」の石柱が立つ門前を右折して進めば、左手に寳物殿*1が見え仁王門となる。これをくぐり参道を直進し左に折れ、鎧坂の石段を登れば弥勒堂*2と金堂(国宝)*3が並び、一段上がると伽藍の中心となる国宝の本堂(灌頂堂...

宇太水分神社の写真

宇太水分神社 (奈良県 宇陀市 )

近鉄大阪線榛原駅から南へ約7.5km、芳野川(ほうのがわ)の河畔から参道がつづき、緑豊かな社叢に包まれるように建つのが宇太水分神社。延喜式の式内社の大和四水分社*1の一つとされ、水源を象徴し、水を分配する水神・天之水分神と、速秋津彦命、国之水分神の3柱を祀っている。創建は不詳だが、崇神天皇の勅命によって祀られたとも言い伝え...

宇陀市松山の町並みの写真

写真提供:パーソナル企画

宇陀市松山の町並み (奈良県 宇陀市 )

宇陀市松山は、近鉄大阪線榛原駅から南へ約7km、奈良盆地の南東、宇陀山地を流れる宇陀川流域に発達した町で、古くは柿本人麿呂*1の歌にも詠まれた宮廷の狩場、阿騎野(あきの)の地にあたる。戦国時代に「宇陀三将」と称された秋山氏*2がここを拠点として城砦を構えたが、のちに豊臣家の支配下になり、さらに江戸時代に入って1615(元和元)...

森野旧薬園の写真

写真提供:パーソナル企画

森野旧薬園 (奈良県 宇陀市 )

近鉄大阪線榛原駅から南へ約7km、旧街道に面して「元祖吉野葛」の看板を掲げる森野吉野葛本舗の裏山に広がるのが森野旧薬園である。1729(享保14)年に幕府薬草御用植村政勝(左平次)*1が大和へ薬草の採取に赴いた折り、葛粉製造を生業とする森野家の11代目森野通貞(初代・藤助)*2がこれに随行した。森野通貞(藤助)はその功によって幕府か...