ピナイサーラの滝(西表島)ぴないさーらのたき

西表島の北端、船浦湾に注ぐヒナイ川(ピナイ川ともいう)の上流にかかる滝。ヒナイサーラの滝ともいう。亜熱帯照葉樹林の中にある岩肌を流れ落ちる。
 ピナイとは島の言葉で「ヒゲ」、サーラは「下がったもの」という意味で、老人のヒゲのように白く下がった滝の姿に由来する。落差は約55mで、沖縄県最大の落差を誇る。
 滝壺だけでなく、滝の上にもアクセスでき、滝の上からは大海原の絶景が望める。
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みどころ

石垣島からの船が上原港へ近づくと、ジャングルの中に白い一本の筋が見えてくる。それがピナイサーラの滝。亜熱帯照葉樹林の中に現れる岩肌を流れ落ちるこの滝がよく見えるのは、船浦の海中道路から。この場所まで上原港から約2.5km。緑の背景の中に白く細い滝が流れる、絵画のような印象的な光景が広がる。
 滝壺までは、船浦からヒナイ川をカヌーで遡り、さらに森の中を15分ほど歩く。干潮時には船浦湾の干潟からヒナイ川の河口付近まで歩き、滝壺への入り口に入って行くこともできるが、帰りに潮が満ちてくることもあるので要注意。
 滝の上まで歩いて登るガイドツアーもあり、こちらは半日~1日コース。滝を上から見るという珍しい経験ができるうえ、エメラルドグリーンの大海原を望む絶景が堪能できる。
関連リンク 竹富町観光協会(WEBサイト)
参考文献 竹富町観光協会(WEBサイト)
林野庁九州森林管理局沖縄森林管理署(WEBサイト)
『沖縄大百科事典』沖縄タイムス社、1983年
『ニッポンを解剖する!沖縄図鑑』JTBパブリッシング、2016年

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。