くじゅう連山くじゅうれんざん

玖珠郡九重町と竹田市久住町にまたがる連山で、阿蘇くじゅう国立公園の中部に位置する。久住山(1,787m)を盟主として、大船山(たいせんざん)、星生山(ほっしょうざん)、三俣山(みまたやま)など1,700m級の山々が11峰、1,000m以上の山々が35峰連なり、“九州の屋根”と呼ばれている。
 山群は大別して久住、大船、涌蓋(わいた)の3火山群に分かれ、鐘状火山が連なって地形は複雑である。北に飯田高原、南に久住高原という趣の異なる高原が広がり、その随所に温泉がある。6月第1日曜が山開き。
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みどころ

魅力の多い山々である。季節の移ろいが鮮やかで、春にはミシマキリシマ、コケモモ*が山腹に彩を添える。とくにミヤマキリシマは大船山をはじめ、連山の随所で咲く。山腹を一面ピンクに染めるさまはぜひ見たい。遠くから見る、ほんのりと山をピンク色に染める情景もいい。6~8月は登山シーズン。登山やキャンプ、避暑でにぎわう夏が過ぎると、10月下旬には、山の頂から次第に色づく紅葉が最盛期を迎える。厳寒の頃には幻想的な霧氷も美しい。
 眺望、景観としては、九州本土最高峰(標高1,791m)の中岳や、登山客が最も多い久住山など、各山頂からの眺めがすばらしい。坊ガツル・タデ原湿原は、山々の間に広がる広大な湿原。視界が非常に開けているので歩いていて気持ちがいい。釣鐘状の山並みや点在する火山湖なども見どころと言える。
 連山は東西約15kmあり、登山においてさまざまなルート、行程をつくれるので、初級者から上級者まで楽しめる。坊ガツルの法華院温泉をはじめ、山麓には多数の温泉が点在しているので、それらを基地に登山を楽しむことをおすすめしたい。
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補足情報

*「くじゅう」の表記は昔から「九重」と「久住」の2通りがある。諸説があるが、現在、大分県の統一解釈では久住山は連山の主峰を指し、九重山は山々の総称としている。
*コケモモ:ツツジ科の常緑潅木。地下茎を引き、高さ10~15cm。葉は楕円形で厚く、光沢がある。初夏に鐘状の白い花が咲き、のち赤い実を付ける。実は甘酸っぱく、塩漬やジャムにして食べ、果実酒も造られる。久住山・稲星山・三俣山一帯に群落があり、分布の南限として天然記念物に指定されている。
関連リンク 竹田市観光情報(竹田市)(WEBサイト)
参考文献 竹田市観光情報(竹田市)(WEBサイト)
公益社団法人ツーリズムおおいた(WEBサイト)

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。

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