久住高原くじゅうこうげん

くじゅう連山*の南、東西10km・南北8kmに及ぶ広大な高原。阿蘇くじゅう国立公園に属する。標高600~1,000mで、浅い谷が放射状に刻まれ、ススキ・ネザサなどにおおわれている。春から夏にかけては、緑のじゅうたんを敷き詰めたような草原となり、いっせいに放牧が行われる。
 毎年、放牧地で行われる野焼きは、春の訪れを告げる風物詩。山々を渡る風が、ススキの穂をサワサワと揺らす秋の風景もまた趣深い。七里田温泉、赤川温泉など温泉も点在する。
 竹田市街から高原へ向かう国道442号添いの久住高原観光案内所で情報収集すると便利だ。
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みどころ

くじゅう連山を背に広大な緑のパノラマが広がり、牧歌的でのんびりと草を食む黒牛の姿が。牧歌的でのどかな草原風景に心和む。野焼きや放牧、採草によって樹林化を抑え、美しい草原を保ってきた。野焼きは、環境省の「かおり風景100選」にも選ばれている。
 美味しいソフトクリームが評判の観光牧場や、花公園、ワイナリー、ゴルフ場などがあり、観光エリアとしても楽しめる。
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補足情報

*「くじゅう」の表記は昔から「九重」と「久住」の2通りがある。諸説があるが、現在、大分県の統一解釈では久住山は連山の主峰を指し、九重山は山々の総称としている。

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