毎年10月1日から3日にかけて執り行われる、宗像大社の秋季大祭。その初日に行われるのが海上神幸である、みあれ祭である。玄界灘の孤島である沖ノ島の沖津宮に祭られる田心姫神、大島の中津宮に祭られる湍津姫神、そして宗像市田島の辺津宮に祭られる市杵島姫神の三女神が、年に一度、このみあれ祭によって一堂に会する。
 沖津宮と中津宮の御神威(おちから)を乗せた御座船を中心に、宗像七浦と呼ばれる周辺の浦々の漁民らが大漁旗を掲げた大船団を組み、大島港から神湊港までを勇壮にパレードする。
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みどころ

周辺の浦々の漁船が数百隻の大船団を組み、大島港から神湊港まで海上神幸するさまは、非常に迫力がある。船が密集して海上を進む様子が見もの。見学の際のおすすめのビューポイントは、釣川の河口付近だ。海上神幸の最後に、御座船の周りを船団が旋回して進む様子を見られる。岸からはやや離れているので、双眼鏡などを持参していくとよい。
 古くから沖ノ島は守られてきた。その繋がりを今に伝える貴重な祭りである。
関連リンク 宗像大社(WEBサイト)
参考文献 宗像大社(WEBサイト)
宗像漁業協同組合(WEBサイト)

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。

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