宗像市は、福岡県の北部、福岡市と北九州市のほぼ中間に位置する。北は玄界灘、残る三方向は山に囲まれており、大島、地島、沖ノ島、勝島を有する。市の中心部には釣川が流れ、玄界灘に注いでいる。
 日本列島と朝鮮半島を結ぶ海域に位置する沖ノ島では、古来、航海安全の祈りが捧げられ、崇拝されてきた。そして500年間にも及ぶ古代祭祀の跡が、その後1000年以上手つかずの状態で守り伝えられてきた。このような伝統が評価され、2017(平成29)年、宗像大社三宮(沖津宮、中津宮、辺津宮)などが世界文化遺産に登録された。
 現在、福岡市・北九州市のベッドタウンとして発展しており、また農漁業も盛んである。

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宗像大社の写真

宗像大社 (福岡県 宗像市 )

天孫降臨のとき、天照大神の神勅により奉斎されたと伝える神社で、天照大神の御子神である3柱の女神を3つの神社に祀る。玄界灘の孤島・沖ノ島には田心姫神を祀る沖津宮が、神湊海岸沖の大島には湍津姫神を祀る中津宮が、そして宗像市田島には市杵島姫神を祀る辺津宮があり、総称して宗像大社という。  全国に散らばる宗像三神を祀る神社の...

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みあれ祭 (福岡県 宗像市 )

毎年10月1日から3日にかけて執り行われる、宗像大社の秋季大祭。その初日に行われるのが海上神幸である、みあれ祭である。玄界灘の孤島である沖ノ島の沖津宮に祭られる田心姫神、大島の中津宮に祭られる湍津姫神、そして宗像市田島の辺津宮に祭られる市杵島姫神の三女神が、年に一度、このみあれ祭によって一堂に会する。  沖津宮と中津宮...