男鹿市は、秋田県中西部、日本海に突き出た男鹿半島の大部分を占める。男鹿半島は米代川と雄物川の運搬土砂の堆積によってできた砂州で本陸と結ばれた陸繋島で、西部は山岳地形、その周囲は海岸段丘となっている。北側に三種町、東側に大潟村、南東側に潟上市と接している。JR男鹿線、国道101号が通じる。
 戦国時代、津軽から安東氏が南下して脇本城を築いた。江戸時代は秋田藩佐竹氏の支配を受ける。
 基幹産業は農業、漁業で、農業は水田中心に和梨、メロン等の果物や花卉栽培が行われる。漁業は船川港のほか戸賀、北浦港があり、ハタハタ漁が多かったが近年は減少し、現在はイカ、ブリ、マグロなどを漁獲する他、ワカメ、アワビなどの養殖漁業も行われる。県水産振興センターが設置されている。また、申川などの油田もある。
 海岸一帯や寒風山は男鹿国定公園をなす。古来からの奇習「なまはげ」の郷として知られ、なまはげの奇習と東湖八坂神社のトウニン行事(統人行事)は国の重要無形民俗文化財に指定されている。なお、なまはげは「来訪神:仮面・仮装の神々」を構成する行事の一つ(「男鹿のナマハゲ」)として、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている。赤神神社五社堂内厨子は国の重要文化財、ツバキ自生北限地帯、火山湖の一ツ目潟は国の天然記念物。北西部に男鹿温泉がある。

観光資源一覧

男鹿西海岸の写真

男鹿西海岸 (秋田県 男鹿市 )

秋田県の中央部、日本海に突き出している男鹿半島は、かつては、本土から切り離されていた島であったが、北側の米代川と南側の雄物川などが運んだ土砂により成長した砂州、砂丘がつながり、八郎潟を抱える形で陸繋島となり半島となった。  半島は海岸段丘が発達しており、さらに西部には標高715mの本山(ほんざん)火山群、東部には標高355...

男鹿のナマハゲの写真

男鹿のナマハゲ (秋田県 男鹿市 )

大晦日の夜、ナマハゲとなった地区の青年たちが藁蓑をまとい包丁を手にウォーウォーと叫んで民家を回る男鹿半島の民俗行事である。  「ナマハゲ」に扮する未婚の青年が男鹿一帯のそれぞれの集落の神社に集まったのち数人ずつ集落に下りて一軒一軒回って歩く。「なまけものはいねガァ」、「親の言うこときかね子はいねガァ」などと子供たち...

しょっつる鍋(ハタハタ鍋)の写真

写真提供:一般社団法人秋田県観光連盟

しょっつる鍋(ハタハタ鍋) (秋田県 秋田市 / 秋田県 男鹿市 )

しょっつるとは、魚を材料にした塩汁(塩魚汁)のことで、塩汁がなまったともいわれている。同様のものは、古来から「醤(ひしお)」*1と呼ばれ、材料となる魚の種類は違うものの、石川県では「いしる」、香川県では「いかなご醤油」などとして全国各地にある。秋田県では、ハタハタ*2やイワシなどの魚と塩を桶に仕込み重石をのせて、1年以上...

赤神神社五社堂の写真

赤神神社五社堂 (秋田県 男鹿市 )

JR男鹿線男鹿駅から男鹿半島の西海岸を西へ約13km、本山(標高715m)の中腹、標高約180mの高台に五社堂は建つ。参道*1は船川港門前にある赤神神社遥拝殿の横にあり、長楽寺の脇を通り、999段とされる石段が参道となっている。   五社堂は、向かって右から三の宮堂、客人権現堂、赤神権現堂、八王子堂、十禅師堂*2の5棟が並列しており、い...