上越市は、新潟県の南西部に位置し、柏崎市、十日町市、糸魚川市、妙高市、佐渡市、長野県飯山市、栄村に接する。市の中央部には、関川、保倉川等が流れ、この流域に高田平野が広がっている。高田平野を取り囲むように、米山山地、東頸城丘陵、関田山脈、南葉山地、西頸城山地などの山々が連なる。海岸線には砂丘が続き、砂丘と平野の間には天然の湖沼群が点在している。
 古くから水陸交通上の要地で、JR信越本線、えちごトキめき鉄道の日本海ひすいラインと妙高はねうまライン、北越急行ほくほく線、国道8号、18号、253号、350号、403号、405号、北陸自動車道、上信越自動車道が通じる。2015(平成27)年3月には北陸新幹線の開業に伴い、旧信越本線脇野田駅を上越妙高駅と改称して新幹線の駅が設置された。
 中心部は、古代は久比岐国造が置かれ、『延喜式』の宿駅として「水門馬五疋」の北陸道の伝馬制が敷かれていた湊町で、戦国時代は上杉氏の春日山城下の外港として栄えた。上杉氏会津移封後は堀氏が福島城に移り、江戸時代は徳川家康の六男松平忠輝の高田城が築城されて、加賀百万石の押さえとなる親藩が置かれ、1741(元文6・寛保1)年以降は榊原氏(高田藩)十五万石の城下町として繁栄した。また、北国街道などの街道の宿場町、在郷町としても栄えた。
 高田平野の荒川(関川)下流部にある上越後を中心とした商工業都市であり、化学製品、非鉄金属、鉄鋼、プラスチック製品、金属製品、一般機械器具、電子部品などが生産されている。農業では、米、大豆、そば、枝 豆、ぶどう、アスパラ ガス、ブロッコリー、 キャベツ、アスパラ菜などの栽培が行われている。
 観光面で、上越市は平野部、山間部、海岸部と変化に富んだ地形を有し、美しい景観や多様な自然に恵まれている。この他にも、上越市立水族博物館うみがたり、親鸞聖人上陸の地、五智国分寺、春日山城跡、林泉寺、上越市埋蔵文化財センター、上越科学館、高田公園、浄興寺、雁木通り、上越市立歴史博物館、鵜の浜温泉、宮口古墳群、棚田、坂口記念館、よしかわ杜氏の郷、上越清里星のふるさと館など観光資源が豊富である。
 1911(明治44)年1月、オーストリアのレルヒTheodor von Lerch(1869~1945年)少佐が、日本で初めてスキーの指導を行い、日本スキー発祥地といわれる金谷山スキー場も名高い。

観光資源一覧

米山の写真

写真提供:柿崎観光協会

米山 (新潟県 上越市 )

標高993mの海岸線にある独立峰で、遠くからも目立つ山容は実に堂々としている。山頂には避難小屋や一等三角点があり、円錐型秀麗な山容を見せる。  712(和銅5)年泰澄大師によって開山と伝えられ、山頂には日本三薬師に数えられる米山薬師が祀られており、柿崎側の麓には別当寺密蔵院護摩堂がある。山毛欅に囲まれた登山道の随所にお地蔵...

高田城址公園の桜の写真

写真提供:上越市役所

高田城址公園の桜 (新潟県 上越市 )

高田城址公園の桜は、旧陸軍第十三師団の入城を祝い、1909(明治42)年に在郷軍人会によって、2,200本の桜が植えられたのが始まり。現在は、園内とその周辺に約4,000本の桜がある。三重櫓と桜が約3,000個のぼんぼりの明かりに映え、お堀の水面にうつる様は、「日本三大夜桜」の一つに数えられている。桜の開花にあわせ開催される観桜会は、市...

林泉寺の写真

林泉寺 (新潟県 上越市 )

春日山城跡の北麓にある。1497(明応6)年に越後の守護代長尾能景*が、父重景の17回忌にあたり同家の菩提所として建立した名刹。現在の寺は春日山城主となった堀秀治が再興したもので、江戸時代になってからは、歴代高田藩主の保護を受けた。上杉謙信は能景の孫にあたり、幼少からこの寺で6代天室光育に学び、さらに7代益翁宗謙について禅の...