由布市
印刷する由布市は、大分県のほぼ中央に位置し、北部から南西部にかけては由布岳や黒岳などの山々が連なり、由布岳の麓には由布院盆地が形成されている。由布院盆地では、米を中心に野菜、花卉、果樹の栽培や畜産が営まれており、農村の風景が広がる。
由布市には、由布岳や黒岳等の自然資源から、温泉場や農村風景、神楽等の歴史文化資源まで多様な資源が存在している。
観光の中心である由布院温泉は、昔から続く農村としての生業や暮らしを大切にしつつ、内外の交流や連携を通じて「滞在型温泉保養地」を目指している。
観光資源一覧
由布院温泉 (大分県 由布市 )
すぐそばに聳える由布岳の麓、金鱗湖周辺に広がる温泉地。温泉湧出量は、別府温泉に次いで全国第2位の規模である。 別府観光の礎を築いた油屋熊八が由布院開発の祖。田園風景を生かした保養地的な開発は、そのころより続いている。宿泊施設や立ち寄り湯などは、川沿いや林間など、広いエリアの中に点在している。宿はモダンな高級旅館をは...
由布岳 (大分県 由布市 )
標高1,584mの双耳峰。鶴見岳とともに別府市の背景をなすトロイデ型(鐘状)の秀峰で、豊後富士とも呼ばれている。10月下旬には潅木や草が微妙に色づき、冬は霧氷が美しい。山頂は東西2峰からなり、眺望は雄大で、初夏にはミヤマキリシマ、夏にはミヤマオダマキ、シコクフウロウなどの高山植物が花咲く。 主要な登山道は正面登山口で、車で...
湯平温泉 (大分県 由布市 )
町の南端、大分川支流の花合野川に沿った山間にある温泉。温泉街の中央に敷かれた長い石畳の道は、およそ300年前の享保年間(江戸時代)に病魔退散を祈願した工藤三助により建設されたもの。その狭い石畳の道を挟み、旅館や土産物店が立ち並び、まさに湯治場というにふさわしい雰囲気がある。弱食塩泉、60~80度。胃腸病に効能があるという。
湯布院映画祭 (大分県 由布市 )
1976(昭和51)年に始まり、2019年で44回目を数えた日本で一番古い映画祭。「日本映画のファンと日本映画の作り手が出会う場としての映画祭」がコンセプトで、実際に会期中に行われるシンポジウムでは制作サイドと参加者の意見交換や交流が生まれる場などもある。前夜祭として、由布院駅前での屋外無料上映を皮切りに映画祭はスタート。メイ...