日高市
印刷する日高市は、埼玉県の南西部に位置し、東部はなだらかな台地で市街が広がり、西部は丘陵や山岳が連なり、県立奥武蔵自然公園に指定されている。市の中央には高麗川が迂曲東流する。
716(霊亀2)年に高麗(高句麗)人を集めて高麗郡を置いた所で、江戸時代高麗本郷は高麗川の谷口に位置する谷口集落として3、8の日には市が立った。昭和40年代から50年代にかけて日高、高萩、こま川、こま武蔵台の各団地が完成し、東京のベットタウン化が進み、人口が増加した。
県立奥武蔵自然公園の一部で、日和田山、巾着田に奥武蔵自然歩道が通じている。また、秋、500万本の曼珠沙華群生地・巾着田には多くの見物客が訪れる。高麗神社の大般若経、聖天院の銅鐘、高麗家住宅は国の重要文化財に、高麗石器時代住居跡は国の史跡に指定されている。
観光資源一覧
巾着田の曼珠沙華 (埼玉県 日高市 )
清流高麗川(こまがわ)が蛇行した形が「きんちゃく」の形に似ていることから、巾着田と呼ばれている。 昭和40年代後半に、巾着田の用地を当時の日高町が取得し、藪や竹林、あしに覆われた現地を整地したところ、9月頃一斉に曼珠沙華が咲き揃い、多くの方の関心を呼ぶようになった。曼珠沙華は、河川の増水等により流れてきた漂流物の中に...
高麗神社 (埼玉県 日高市 )
JR川越線・八高線の高麗川駅から徒歩約20分。西武線高麗駅からは徒歩約40分。 高麗神社は、奈良時代に創建され、高句麗からの渡来人高麗王若光を主祭神としている。若光は高句麗からの使節として渡来した。朝廷から「王姓(こきしのかばね)」を賜っていることから高句麗の王族出身者と考えられている。716(霊亀2)年に高麗郡が置かれ、...