巾着田の曼珠沙華きんちゃくだのまんじゅしゃげ

清流高麗川(こまがわ)が蛇行した形が「きんちゃく」の形に似ていることから、巾着田と呼ばれている。
 昭和40年代後半に、巾着田の用地を当時の日高町が取得し、藪や竹林、あしに覆われた現地を整地したところ、9月頃一斉に曼珠沙華が咲き揃い、多くの方の関心を呼ぶようになった。曼珠沙華は、河川の増水等により流れてきた漂流物の中に混じってきた球根が漂着し、根付いたものと考えられている。秋の彼岸には500万本の曼珠沙華が、赤いじゅうたんを敷き詰めたように咲き渡る。
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みどころ

高麗川に接して広がる雑木林の緑の中に、群生する曼珠沙華の濃い赤が非常に映える。カメラの被写体にピッタリである。
 曼珠沙華の開花期間が限定されるため、期間中大混雑となるので、鉄道などの公共交通機関の利用を勧める。(溝尾 良隆)
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補足情報

*有料期間/時間:9月10日~10月15日のうちの開花期間、午前7時~午後5時
*入場料:有料
・中学生以下及び身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳を所持している方は無料。
・団体割引:20名以上の団体については、合計金額から2割引。個別会計不可。
*駐車料金(1日1台):有料
・駐車料金は通年有料。普通車、バス、バイクで料金は異なる。
関連リンク ひだか巾着田(埼玉県日高市巾着田管理事務所)(WEBサイト)
参考文献 ひだか巾着田(埼玉県日高市巾着田管理事務所)(WEBサイト)
パンフレット「ひだか巾着田」
朝日新聞「新緑の奥武蔵⑥」(1975年5月9日)

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。