鹿島市
印刷する鹿島市は、佐賀県の西南部に位置し、東には有明海が広がり、西は多良岳山系に囲まれている。福岡市と長崎市の中間にあり、国道207号がJR長崎本線と並行して走る。江戸時代は鹿島鍋島藩の城下町として栄え、明治以降は佐賀県南西部地域における政治、経済、文化の中心地として発展してきた。
日本三大稲荷の一つ「祐徳稲荷神社」や、有明海の自然を生かした地域おこしのイベント「鹿島ガタリンピック」が知られている。また古くから酒づくりが盛んな土地であり、重伝建地区である「備前浜宿」を中心に6軒の酒蔵が存在している。
観光資源一覧
祐徳稲荷神社 (佐賀県 鹿島市 )
日本三大稲荷の一つに数えられる九州屈指の神社。石壁山を背後にして本殿が立ち、広い境内に楼門・神楽殿・岩本社・石壁社・奥ノ院などが点在する。本殿は18mの舞台上に三方唐破風の屋根をつけた朱塗の絢燗たるもの。また楼門の随神像や装飾に有田焼が用いられている。本殿へのアプローチは、以前は階段のみだったが、近年、エレベーターも設...
浜庄津町浜金屋町の町並み (佐賀県 鹿島市 )
2006(平成18)年4月21日、肥前浜宿内の2地区が、国の「重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)」として同時選定を受けた。そのうちの1つが、ここ浜庄津町浜金屋町。浜川河口の右岸に位置し、長崎街道のひとつ多良海道が町の中央を通る。近世に鹿島藩の港町として、商人や船乗り、鍛冶屋等が住み発展。海道と小路が町のフレームを形成し、...
浜中町八本木宿の町並み (佐賀県 鹿島市 )
江戸時代に長崎街道の脇街道である多良海道の宿場町として栄えた。また、多良岳山系の清水と佐賀平野の米に恵まれ、江戸中期頃から酒造が次第に盛んになり、江戸後期には10数軒の酒屋があった。現在も全国に銘酒を送り出す酒蔵が3蔵残る。旧多良海道は通称「酒蔵通り」と呼ばれ、醸造町として初めての重要伝統的建造物群保存地区の選定を受け...
有明海の魚料理 (佐賀県 佐賀市 / 佐賀県 白石町 / 佐賀県 鹿島市 / 佐賀県 太良町 )
有明海の干満の差は最大約6m。沖合5~7kmに渡って広大な干潟が出現する。熊本県、佐賀県、福岡県、長崎県にまたがる有明海には無数の河川が流れ込み、栄養豊富な海とされ、豊かな海の幸が育まれる。 珍しい魚介類が多いのも特徴で、ハゼ科のムツゴロウは、日本では有明海と八代海の一部にしか生息していない。食べ方としては蒲焼が一般的...