座喜味城跡
標高約120mの丘陵地、読谷村のほぼ中央高台にある。15世紀初頭(1420年ごろ)、読谷山按司の護佐丸が築城したといわれる。面積約1万m2で、2つの郭からなり、一の郭には殿舎が建てられていた。この城は要塞としての機能を重視して造られており、郭を取り囲む城壁はいくつもの曲線が組み合わされるような構造。石垣の幅は、厚いところで大人が5、6人立てるほどもある。
アーチ石門はくさび石をはめて2つの石を噛み合わせて造られており、沖縄の城跡に残るアーチ門の中で、このグスクだけの特徴である。
アーチ石門はくさび石をはめて2つの石を噛み合わせて造られており、沖縄の城跡に残るアーチ門の中で、このグスクだけの特徴である。

みどころ
城壁は主に布積みが用いられ、部分的に野面積みや、それらが進化した相方積みの手法もみられる。屏風のようにカーブした石積みの美しさには定評があり、どこかヨーロッパの古城の風格がある。コマーシャルの撮影などにもよく使われる、写真映えするロケーション。海も見え、雄大な気持ちになる。
座喜味城跡の入口付近に立つ世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム*は、座喜味城跡の歴史を開設するスポットとして2018(平成30)年にオープン。
座喜味城跡の入口付近に立つ世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム*は、座喜味城跡の歴史を開設するスポットとして2018(平成30)年にオープン。

補足情報
*世界遺産:世界遺産条約(1972(昭和47)年)に基づき、人類共通の宝物として未来の世代に引き継いでいくべき文化財や遺跡、自然環境として、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会により登録された有形の資産。文化遺産・自然遺産・複合遺産の3種がある。
関連リンク | 一般社団法人読谷村観光協会(WEBサイト) |
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参考文献 |
一般社団法人読谷村観光協会(WEBサイト) 高良倉吉監修『沖縄の世界遺産 琉球王国への誘い(楽学ブックス)』JTBパブリッシング、2013年 |
2020年04月現在
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