那覇大綱挽なはおおつなひき

琉球王国時代の1450年(宝徳2)頃から続く伝統行事で、沖縄の三大綱引きのひとつ。市民安寧、子孫繁栄を祈り、女綱(みーんな)と男綱(をぅーんな)をかぬち棒で結合させ、東西に分かれて綱を挽きあう。1935(昭和10)年を最後に途絶えていたが、本土復帰の前年である1971(昭和46)年、市制50周年記念事業として「10・10那覇空襲」の日に復活。現在は、スポーツの日の前日に行われる。
 1995(平成7)年に「世界一のわら綱」としてギネスブックに認定された綱の大きさは、全長200m、直径1.56m、重さ40t。大綱から出た280本の手綱を、1万5,000人もの人々が挽きあう。
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みどころ

国道58号の久茂地交差点に綱の中心が置かれ、その前後を通行止めにして行われる那覇市最大の行事。観光客も手綱を挽くことができるので、1万人以上もの人々が国道を埋め尽くして綱にとりかかる様子は、エネルギーに満ちあふれて壮観だ。ぜひ参加して、ちぎれた綱を厄除けとして持ち帰りたい。
 また、大綱挽きの前後3日間は「那覇大綱挽きまつり」が開催され、国際通りで伝統芸能パレードなどが行われ、こちらも楽しめる。
関連リンク 一般社団法人那覇大綱挽保存会(WEBサイト)
参考文献 一般社団法人那覇大綱挽保存会(WEBサイト)

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。

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