最御崎寺
四国八十八ケ所霊場第24番札所。東寺*とも呼ばれる。室戸岬突端部後方の高い位置にあり、室戸市街地方面から室戸岬スカイラインで上っていくと、参拝路入口・駐車場まで行ける。
807(大同2)年の唐から帰国した空海が嵯峨天皇の命で開き、本尊・虚空蔵菩薩は空海作と伝わる。室町時代に足利氏の土佐の祈願所(安国寺)となり、江戸期には土佐藩山内家の庇護を受けて札所として栄えた。駐車場右手から参拝順路の坂道を上って行くとほどなく左手に建物が見え、仁王門に至る。本堂・大師堂・鐘楼・多宝塔・宝物殿・護摩堂・聖天堂・客殿などがある。
参拝後は本堂左方向から坂を下りて行くと、宿坊と売店からなる「最御崎寺へんろセンター」がある。
807(大同2)年の唐から帰国した空海が嵯峨天皇の命で開き、本尊・虚空蔵菩薩は空海作と伝わる。室町時代に足利氏の土佐の祈願所(安国寺)となり、江戸期には土佐藩山内家の庇護を受けて札所として栄えた。駐車場右手から参拝順路の坂道を上って行くとほどなく左手に建物が見え、仁王門に至る。本堂・大師堂・鐘楼・多宝塔・宝物殿・護摩堂・聖天堂・客殿などがある。
参拝後は本堂左方向から坂を下りて行くと、宿坊と売店からなる「最御崎寺へんろセンター」がある。
みどころ
岬突端部に近い室戸阿南国定公園内の中心的な位置にあり、若き日の弘法大師の悟りの地として象徴性が高い古刹。「・・・土州室戸崎に勤念す 谷響きを惜しまず 明星来影す 心に感ずるときは明星口に入り 虚空蔵光明照らし来たりて 菩薩の威を顕し 仏法の無二を現す・・・」『三教指帰』。土佐二代目藩主の寄進による鐘楼堂は1648(正保5・慶安元)年竣工。最御崎寺へのぼっていくスカイラインから見える海側の景色もよい。駐車場付近からも太平洋が広がる景色がのぞめる。
補足情報
*東寺:市街地の西北の金剛頂寺が「西寺」。また安田町の安田川右岸にある金剛頂寺の末寺が「北寺」。
関連リンク | 四国八十八ヶ所霊場会(WEBサイト) |
---|---|
参考文献 |
四国八十八ヶ所霊場会(WEBサイト) 室戸観光ガイドブック(室戸市観光ジオパーク推進課、一般社団法人室戸市観光協会)(WEBサイト) 『高知県の歴史散歩』高知県高等学校教育研究会歴史部会(編) 山川出版社 |
2023年02月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。