西条まつりさいじょうまつり

西条まつりは江戸時代から続く伝統的な秋祭りで「豪華絢爛」と形容され、遠方に暮らす西条出身者も仕事を休んで帰省したり、市外からの観光客も数多く訪れる。
　五穀豊穣を神に感謝する神事で、市町村合併前の旧西条市にある伊曽乃（いその）神社、嘉母（かも）神社、石岡（いわおか）神社、飯積（いいづみ）神社の4つの神社の例祭の総称である。氏子各町に所属する百数十台のだんじり、神輿、太鼓台が奉納され、その数は日本一ともいわれている。
　伊曽乃神社での早朝の「宮出し」、神様をお迎えする「御旅所」、「御殿前」の差し上げ奉納や、加茂川を渡り神社へ帰ろうとする神輿と、それを阻止するだんじりにより繰り広げられる「川入り」の光景は壮観である。
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みどころ

祭りでは細工を凝らした屋台が列をなし、太鼓や鉦（かね）、人々の祭ばやしの声が町中に響き渡る。
　だんじりには各々100個以上の電球ではない本物のろうそくの提灯が吊るされ、屋台が揺れる度にろうそくの灯りが幻想的な雰囲気を醸し出す。川入りの際に、加茂川河川敷に集合し、夕暮れ迫るなか神様の神輿の渡御を見送ろうと、約80台余りのだんじりが土手にずらりと一列に並び提灯を灯す様は壮観であり、祭の終わりを惜しみ、神輿を川から出さまいと別れを名残惜しむかのようにだんじりと繰り広げられる様は最高に美しい光景である。
関連リンク 西条市（WEBサイト）
参考文献 西条市（WEBサイト）
いよ観ネット（一般社団法人愛媛県観光物産協会）（WEBサイト）

2022年11月現在

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