大山祇神社おおやまづみじんじゃ

大山祇神社は天照大神の兄である大山積大神を祀り、全国に一万社余りある山祇神社と三島神社の総本社といわれる愛媛県内最古の神社である。海の神や山の神として古代から日本総鎮守として尊称されており、多くの武将が祈願してきた。
 大山祇神社の本殿、拝殿は国の重要文化財に指定され、格式高く、立派で厳かな雰囲気が感じられる。また、多くの武将が戦勝祈願や謝礼として奉納された武具を展示した宝物館が境内にあり、国宝を含む数多くの重要文化財が収蔵されている。
 大山祇神社の境内や近隣にはクスノキの巨木があり、「大山祇神社のクスノギ群」として国の天然記念物に指定されている。
 古代から現代に至るまで数多くの歴史上の偉人も参拝している。
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みどころ

総門は2010(平成22)年に新しく再建され、全てヒノキで作られており、とても綺麗で壮大で、光が差し込むと神社と自然の力を浴びることができる。
 本殿は三間社流造(さんげんしゃながれづくり)となっており、神社の中心に位置している。山の神、海の神、武人達の信仰する神として多数の参拝者がいることからお守りにも様々な御利益があるといわれ人気となっている。
 宝物館は国宝館・紫陽殿(しようでん)・大三島海事博物館の3館があり、国宝8点を含む鎧、冑や刀剣類等、歴史的にも非常に貴重な展示品が展示されている。
 拝殿の前にある高さ約15.6m、根回り約20mの大楠は推定樹齢2600年の神木として鎮座しており、見どころのひとつである。