仁徳天皇陵古墳(大仙陵古墳)にんとくてんのうりょうこふん(だいせんりょうこふん)

JR阪和線百舌鳥駅の北方にある。陵前から眺めるとこんもりした森のようで、三重の濠に囲まれ、荘厳な雰囲気を漂わせている。その広さにおいて世界最大の墳墓として名高く、陵の名は百舌鳥耳原中陵(もずのみみはらのなかのみささぎ)といい、大仙陵(だいせんりょう)とも呼ばれる。5世紀中ごろ、当時の支配者が自らの権威を誇示するためにつくらせたといわれ、仁徳天皇*の古墳であるかどうかは諸説ある。
 総面積464,123m2、3段に築かれた前方後円墳全長は486m、周囲2.85m、濠を含めると全長840mにも達し、圧倒的な規模を誇る日本最大の前方後円墳である。3重の周濠の内外には10基以上の陪塚*がある。なかでも塚廻古墳や収塚長塚古墳は史跡に指定されている。仁徳・履中両陵間には堺市博物館・日本庭園・堺市茶室などを配した大規模な大仙公園が整備されている。
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みどころ

実際に4辺の1辺を歩いてみるだけでも、その大きさが実感できる。歩いて一周すると1時間かかる。
 大仙公園にある堺市博物館は、埴輪や甲冑、須恵器、仁徳天皇陵古墳の石棺レプリカ展示など古墳時代のコーナーが充実している。「百舌鳥古墳群シアター」では、高精細CGを使ったバーチャルリアリティ作品を上映。仁徳天皇陵古墳をはじめとする百舌鳥古墳群の雄大さを体感できる。
 日本最大の仁徳天皇陵を一望のもとに見るのは困難であるが、堺市役所21階の展望ロビーから見るのがおすすめ。
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補足情報

*仁徳天皇:記紀では第16代の天皇とされる。応神天皇の第四皇子。難波に都した最初の天皇で、人民の貧しさを思いやって租税を免除したという聖帝伝承がある。古墳の関係では、仁徳天皇の第一皇子が履中天皇で、第三皇子が反正天皇である。
*陪塚:「ばいづか」あるいは「ばいちょう」ともいう。古墳の主墳の脇につくられた近親者や従者の墳墓をいう。
関連リンク 堺市(WEBサイト)
参考文献 堺市(WEBサイト)
「古墳のある街堺市」堺観光コンベンション協会

2025年04月現在

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