貴船の川床
水の神を祀る貴船(きふね)*神社のそばを流れる貴船川沿いに約20軒の店が並び、5月から9月末までの間「川床」で食事を楽しむ事ができる。貴船は京都市街の最北にあたり、叡山電鉄貴船口駅から京都バスに乗り換え「貴船」下車、又は予約した店の無料送迎バスを利用する。
川床は清流の上や川岸に床を設けて食事をするもので、京都の鴨川や貴船などが有名。鴨川では「ゆか」、貴船では「かわどこ」と呼ぶ。鴨川は、川沿いに設けられた「高床(たかゆか)」が省略されて「床(ゆか)」や「納涼床(のうりょうゆか)」と呼ばれている。貴船の川床が「かわどこ」と呼ばれる理由は、桟敷がまるで「床(とこ)の間」のように見えるからという説、貴船が市街から離れており「京都の床の間」にあたることにちなんだという説などがある。貴船の川床は大正時代にスタートした。当初は茶店が床几を貴船川に置いて涼を取る程度のものだったが、昭和に入ると料理旅館が川床で鮎などの料理を出すようになり、その風情と相まって「京都の奥座敷」と呼ばれ人気が高まっていった。
貴船の川床料理は、鮎やアマゴなどの川魚をメインに、鱧(ハモ)などの旬の魚介、山菜や京野菜を用いた会席料理が主流だが、しゃぶしゃぶや流しそうめんなどを出す店もある。貴船は京都市街よりも気温が低いので、蒸し暑い京都の夏には快適であるが、5月や9月の夜などは冷えることもあるので、上着が一枚あるとよい。
川床は清流の上や川岸に床を設けて食事をするもので、京都の鴨川や貴船などが有名。鴨川では「ゆか」、貴船では「かわどこ」と呼ぶ。鴨川は、川沿いに設けられた「高床(たかゆか)」が省略されて「床(ゆか)」や「納涼床(のうりょうゆか)」と呼ばれている。貴船の川床が「かわどこ」と呼ばれる理由は、桟敷がまるで「床(とこ)の間」のように見えるからという説、貴船が市街から離れており「京都の床の間」にあたることにちなんだという説などがある。貴船の川床は大正時代にスタートした。当初は茶店が床几を貴船川に置いて涼を取る程度のものだったが、昭和に入ると料理旅館が川床で鮎などの料理を出すようになり、その風情と相まって「京都の奥座敷」と呼ばれ人気が高まっていった。
貴船の川床料理は、鮎やアマゴなどの川魚をメインに、鱧(ハモ)などの旬の魚介、山菜や京野菜を用いた会席料理が主流だが、しゃぶしゃぶや流しそうめんなどを出す店もある。貴船は京都市街よりも気温が低いので、蒸し暑い京都の夏には快適であるが、5月や9月の夜などは冷えることもあるので、上着が一枚あるとよい。

みどころ
緑に包まれた貴船川の清流の真上数10cmの座敷で、心地良くかつ楽しみながら食事を堪能できるのが貴船の川床の最大の魅力である。手を伸ばせば流れに触れる事もでき、水の流れる音、目に優しい緑、涼しい空気など五感を刺激してくれる。
アプローチの叡山電車では展望列車「きらら」が走っており、もみじのトンネルや、涼し気な渓流の風景を楽しむことができる。食事の前後には、京の水源を守る神様として信仰される貴船神社を参拝したい。
アプローチの叡山電車では展望列車「きらら」が走っており、もみじのトンネルや、涼し気な渓流の風景を楽しむことができる。食事の前後には、京の水源を守る神様として信仰される貴船神社を参拝したい。

補足情報
*貴船:貴船神社は「きふね」、地名や川の名前は「きぶね」と読む。貴船神社は水の神様であることから濁らない、ということである。
関連リンク | 貴船観光会(WEBサイト) |
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参考文献 |
貴船観光会(WEBサイト) 京都市観光協会 京都観光Navi(WEBサイト) |
2025年05月現在
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