小布施の町並みおぶせのまちなみ

小布施町は長野県の北部に位置し、西部に千曲川、南部に松川、北部に篠井川と三方を川に囲まれている、半径2km以内にすべての集落が入る長野県で1番小さな町。北信五岳・北アルプスを望むことができ、果樹栽培が盛んで特にリンゴと栗が代表的産物。葛飾北斎がこの地に4回も訪れているゆかりの地でもある。1982(昭和57)年から始まった町並み修景事業では、中心地の町並みを整え「まちづくり」の視察に訪れる人も少なくない。
 町の名前は、二つの川(千曲川と松川)が合流する「逢う瀬」が「小布施」となったともいわれている。小布施町では「栗と北斎と花の町」をキャッチフレーズとしている。
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みどころ

小布施の魅力は、豊かな農業、独自の文化、訪問者へのホスピタリティ、町並みの美しさ、個性ある様々な店舗、数多い博物館・美術館などである。
 主な農産物にはリンゴやブドウ、栗、小布施丸ナスなどがあり、名産品として評価が高い。特に小布施の栗、栗菓子は知名度が高い。こうした様々に加工された特産品のほか、美味な食を提供するレストランや試飲ができる造り酒屋などもある。
 北斎館をはじめとした美術館や博物館のほかに、自宅の庭を訪問客に公開しているオープンガーデンなどもあり、様々な形で文化やホスピタリティが感じられる。
 中心地は「町並み修景事業」により外観が整えられ、オリジナルの小布施ブラウンと壁は白に揃えられる。住民や店舗の意識の高さや強力なリーダーによるところも大きい。建物だけでなく歩く道も栗の木を敷き詰めて歩きやすく、景観的にも美しい。また小径も計画的に巡らされており、歩いて楽しい町づくりに感心させられる。
 町の周辺の景観も見どころの一つで、千曲川桜堤では4km600本の八重桜が美しく、北信五岳(飯縄山、戸隠連山、黒姫山、妙高山、斑尾山)を望むことができる。(千曲川桜堤は、2019年の台風被害により2022年現在全面工事中で立ち入り禁止。)(林 清)
関連リンク 小布施日和(小布施文化観光協会)(WEBサイト)
参考文献 小布施日和(小布施文化観光協会)(WEBサイト)
「信州おぶせ」小布施観光案内帖 小布施文化観光協会
「おぶせ・郊外エリアMAP」小布施文化観光協会

2022年09月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。

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