白駒の池しらこまのいけ

北八ケ岳 内の資源

北八ケ岳の中心、麦草峠の南東1.5kmにある八ケ岳火山湖沼の中で最大の池。標高は2,155m、面積114ha、水深8.6m。その名は白馬とともに池へ消えた乙女の伝説*に由来する。
 国道299号線沿いの駐車場から歩いて約15分程度で白駒の池まで行け、急俊な高山を登らなくても、気軽に季節の移り変わりを見ることができる。 
 また、北八ヶ岳の登山やトレッキングの玄関口としても名を知られている。白駒の池から高見石や麦草ヒュッテ、中山峠など様々な登山道が続いている。
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みどころ

北八ヶ岳の広大な高原に樹齢数百年のツガ、トウヒ、シラビソと苔が覆い、自然のままの小さい池が美しい。
 湖までの歩道の周りも針葉樹の原生林で、地上はまるで緑のジュウタンを敷きつめたような苔が一面を覆っており静かさを感じることができる。
 春は遅く5月でも雪がみられ、ピンクの花をつけるイワカガミが遅い春の訪れを知らせ、ナナカマドが赤い実をつける晩秋まで見どころは豊富。付近の高見石からは白駒の池や浅間山などが眺めることができ、登山が楽しめる。(林 清)
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補足情報

*白駒の池の伝説:この地に住む長者が病になった。信仰の厚かった長者の娘の夢まくらに女神が現れ、「池の底からとった黄色い花の中で生活すれば良い」とのお告げをうけ、お告げに従うと長者の病はたちまち治った。しかし長者が家に帰ると、白馬が娘を迎えに来て連れていき、池の中に消えた。その後、姿を現すことはなかった。(上記の伝説以外にも諸説あります。)
関連リンク 佐久穂町観光協会(WEBサイト)
参考文献 佐久穂町観光協会(WEBサイト)
小海町(WEBサイト)
「白駒の郷」パンフレット 佐久穂町観光協会・小海町観光協会

2022年09月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。

北八ケ岳 内の資源

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