佐久穂町は、長野県中東部にある町。北は佐久市、西は茅野市、南は小海町と北相木村、東は群馬県南牧村と上野村に接している。町の中央部を千曲川の清流が南北に貫流し、その沿岸に沿って国道141号とJR小海線が走っている。また千曲川を境とした西部の八ヶ岳山系と東部の秩父山系の嶺を結ぶ国道299号が東西に走っている。国道299号は麦草峠を越えて茅野市に入ると、メルヘン街道と呼ばれる。
 千曲川両岸一帯での米作、段丘上ではキクの栽培が盛んである。
 八ヶ岳連峰の東北麓は八千穂高原とよばれる。カラマツ、シラビソ、コメツガの樹林に囲まれる標高2,115mの白駒池は、12月上旬には全面凍結し、天然スケートリンクとなる。八千穂高原スキー場も整備され、八千穂駅近くには奥村土牛記念美術館がある。東端の十石峠を含む一帯は妙義荒船佐久高原国定公園に指定されている。

観光資源一覧

白駒の池の写真

写真提供:佐久穂町

白駒の池 (長野県 佐久穂町 / 長野県 小海町 )

北八ケ岳の中心、麦草峠の南東1.5kmにある八ケ岳火山湖沼の中で最大の池。標高は2,155m、面積114ha、水深8.6m。その名は白馬とともに池へ消えた乙女の伝説*に由来する。  国道299号線沿いの駐車場から歩いて約15分程度で白駒の池まで行け、急俊な高山を登らなくても、気軽に季節の移り変わりを見ることができる。   また、北八ヶ岳の登...

北八ケ岳の写真

北八ケ岳 (長野県 佐久穂町 / 長野県 茅野市 / 長野県 小海町 / 群馬県 南牧村 )

八ヶ岳の硫黄岳の北にある夏沢峠から大河原峠までを北八ヶ岳とし、又は北八ヶ岳に蓼科山を加えて北八ヶ岳と呼ぶ場合もある。前者の範囲では南から根石岳、高峰の天狗岳をはじめ、中山・丸山・茶臼山(ちゃうすやま)・縞枯山(しまがれやま)・横岳*・大岳などであり、2,500m前後の山を連ねている。  南の八ケ岳が荒々しい男性的な岩山で...