赤城山
関東平野の北西端にそびえ、榛名山・妙義山とともに上毛三山の一つとして知られる二重式火山。赤城山という単独の山はなく、最高峰1,828mの黒檜山をはじめとする外輪山と中央火口丘の地蔵岳を合わせた総称。赤城山は成属火山*で、1251(建長3)年の第4次爆発を後に火山活動を中止した。外輪山と地蔵岳の間には、大沼と小沼が静かに水をたたえ、大洞赤城神社、ビジターセンターなどの見どころも数多い。
みどころ
複数の山頂を持つ群峰であるが、山体全体は周辺の平坦地から立ち上がる独立峰として関東平野北西部からくっきりと認識することができる。その裾野の広がりの大きさが富士山に次ぐといわれ、裾野の緩やかなカーブとともに大きな魅力である。特に高崎市、前橋市周辺から見る赤城山は雄大で美しい。また、周辺の高い山と一定の距離をおいているため、山頂からの展望に恵まれる条件を満たしており、特に最高峰の黒檜山は山頂部が低木と草地なのでさらに条件がよく、遠方の山々をはっきり望むことができる。
「上毛かるた」の読み札に「裾野は長し赤城山(あかぎやま)」とあるように、群馬県民の間では「あかぎやま」と呼ばれ、親しまれている。かの国定忠治の名セリフでも「あかぎのやまも今宵限り」とある。(林 清)
「上毛かるた」の読み札に「裾野は長し赤城山(あかぎやま)」とあるように、群馬県民の間では「あかぎやま」と呼ばれ、親しまれている。かの国定忠治の名セリフでも「あかぎのやまも今宵限り」とある。(林 清)
補足情報
*成層火山:中心火口から噴出した溶岩流と火山砕屑物が交互に積み重なってできた円錐形の火山。火口は山体に比べて小さい。
関連リンク | 赤城山ポータルサイト(群馬県・赤城山広域振興協議会)(WEBサイト) |
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関連図書 | 深田久弥著『日本百名山』新潮社 |
参考文献 | 赤城山ポータルサイト(群馬県・赤城山広域振興協議会)(WEBサイト) |
2020年04月現在
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