湯ノ湖ゆのこ

湯元温泉の目前に広がる、三方を山に囲まれた静寂な湖であり、三岳の溶岩流により湯川がせき止められて形成された標高1,478mにある堰止湖である。水の色はフォーレル9号から10号(1948(昭和23)年)、全般に水深は浅く、温泉が湧き出ている北岸の一部を除いて冬季は結氷する。
 周囲3km、湖岸には1時間ほどで一周できる散策道が整備されている。
 湯川とともにマス釣りの名所としても知られており、5月に解禁される。
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みどころ

三方を山に囲まれ、変化に富んだ手つかずの自然を楽しむことができる。南岸の湯滝のそばには、アズマシャクナゲの群落があり、5~6月に花を楽しむことができる。また、東岸には兎島と呼ばれる半島が突き出て、小さな湿原があり、ワタスゲ、ツルコケモモなどが生育している。木々が湖面に影を落とし、神秘的なムードが漂う。9月下旬から10月中旬には、ツタウルシやカエデの赤、カツラの黄色、ウラジロモミの緑など、色とりどりの見事な紅葉を見ることができる。(溝尾 良隆)

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