山ノ内町は、長野県北東部の町。東部は志賀高原、西部は高原から流下する横湯川・角間川がつくる扇状地の長野盆地北東端にあたる。長野電鉄、国道292号、403号が通じる。中野市、高山村、木島平村、栄村と、群馬県中之条町に接する。
 農村部では米作のほか、リンゴ・巨峰ブドウを栽培するが耕地は少ない。
 志賀高原はスキーのメッカとして知られている。1998(平成10)年冬季オリンピックのスキー・スノーボード競技の開催地の一つとなった。
 横湯川・角間川が合流して夜間瀬川となる地に中心地区の湯田中温泉街がある。湯田中温泉のほか、地獄谷、安代、渋、上林、角間、穂波、星川などの温泉があって湯田中渋温泉郷(山ノ内温泉郷)とよばれ、県下有数の温泉町となっている。

観光資源一覧

渋温泉の写真

渋温泉 (長野県 山ノ内町 )

湯田中温泉、安代温泉などの湯田中渋温泉郷のひとつ。その中の渋温泉は温泉寺の開山虎関師錬(こかんしれん)が浴場としたという。2層、3層の凝った木造の旅館が棟を接するように立ち並び、老舗も多い。  温泉は弱食塩泉や単純温泉など。51~98度と温度が高い源泉をそのまま利用した源泉かけ流し。共同浴場の外湯が9ケ所あり、宿泊客は湯巡...

岩菅山の写真

岩菅山 (長野県 山ノ内町 )

志賀高原の北方の最奥、岩菅火山群の主峰で標高2,295m。スキーコースの多い志賀高原の中では手つかずの自然が残る山として貴重である。原生林におおわれた雄大な山体で広大な展望が開ける。なお、山頂の北東稜線には志賀高原の最高峰の裏岩菅山(2,341m)がある。  山頂には岩菅神社があり、信仰登山のむかしを偲ばせる。登山口はリフトや...

志賀高原の写真

志賀高原 (長野県 山ノ内町 )

長野県北東部、群馬との県境にある横手山(2,307m)を頂点に西は異様な姿を見せる笠ケ岳*、北は岩菅山(いわすげやま)、西に折れて焼額山(やけびたいやま)・竜王山・五輪山と連なる山並みに囲まれた標高1,300~2,300mの高原。  高原内は志賀山(2,035m)*を中心に坊寺山・東館山・西館山の山々がそびえ湿原や湖沼が点在する。  成因...