岩菅山いわすげやま

志賀高原の北方の最奥、岩菅火山群の主峰で標高2,295m。スキーコースの多い志賀高原の中では手つかずの自然が残る山として貴重である。原生林におおわれた雄大な山体で広大な展望が開ける。なお、山頂の北東稜線には志賀高原の最高峰の裏岩菅山(2,341m)がある。
 山頂には岩菅神社があり、信仰登山のむかしを偲ばせる。登山口はリフトやゴンドラの東館山山頂からか、山頂西側の聖平口から3時間半程度。
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みどころ

奥志賀へ向かう林道の右側に目立つ美しい山、かつ登って楽しい山。
 登山道は丸木の階段が続くが、岩菅山山頂には大きな石灯篭と小綺麗な小屋があり、また最高峰の裏岩菅山までの登山道は笹の草原の気持ち良い稜線が続く。山頂では、他の山からは見えにくい白砂山や鳥甲山などを珍しい方向から望むことができる。
 登山口の一つ、東館山山頂駅には高山植物園があり、一周30分ほどで多くの高山植物が楽しめる。(林 清)
関連リンク 志賀高原(志賀高原観光協会)(WEBサイト)
参考文献 志賀高原(志賀高原観光協会)(WEBサイト)
「長野県の山」 山と渓谷社
「信州ふるさと120山」 信濃毎日新聞社

2022年09月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。